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2022年06月02日

仕事を誰に教わるか、それがその後の仕事人人生を決める

両津勘吉像1(亀有)
(あなたの仕事人人生に決定的影響を与えた人は、あなたにどんな仕事のし方を教えてくれましたか?)
職場に新人が入社してきたので、責任者及びその他のスタッフが仕事を教えています。
私もその一人として、自分が他の仕事先あるいは現在の職場で新人だった時の気持ちを思い出しながら、なるべくわかりやすくを心掛けながら教えています。
新人教育で思い出したのが、新卒で入社した頃のことです。
大学卒業後、新卒で入社したのは大手のメーカーでしたが、その会社には先輩社員がマンツーマンで教育を担当する制度があり、当時私を担当してくれたのはかなり厳しい躾をする人で、部門トップから信頼の厚い人でした。
時々、教育担当者が別の先輩だったらよかったのにと思うこともありましたが、今振り返ってみると、その後の仕事人人生を考えるにつけ、その人でよかったとつくづく思います。

何がよかったかといえば、基本的に「仕事は厳しいものである」という意識を植え付けられたことでしょうか。
転職回数が10数回に及んでいるので、これまでたくさんの職場を経験してきましたが、仕事に対する意識が低い人が教えた人というのは、気の毒ながら教えた人同様意識が低いまま育つ(?)傾向があるようです。
例えば、仕事の性格上、スピーディな動きが求められるのに、いつものろのろしていて周囲に迷惑ばかりかけている人が新人に仕事を教える場合、自分の仕事のし方を基準に教えるので、「特に急がなくていいから」などと教えてしまいます。
その結果、教えられた側はゆっくりやればいいんだと思ってしまい、そして周囲から「仕事ができない人」とみなされてしまったりします。
まっ、大手の教育制度がしっかりしている会社であればそういう人は教育担当にしないのでしょうが、中小零細企業など余裕のない会社はそういうケースもありえるものです。


仕事人としてデビューしたばかりで何も身についていない時は、とりあえず最初に出会った上司や先輩たちから仕事を教わるしかなく、それは誰でも経験することなのでその状況は受け入れるしかありません。
ただ、数年、数十年と経験を積んでいくうちには、仕事人として自分なりの考え方が形成されていくでしょうし、また、何人もの上司や先輩、他の仕事人たちと関わっていくでしょう。
そうなれば、自分が仕事人としてどういうふうに育っていきたいか考えるはずなので、その時に重要性を感じるのは、誰がそのためのノウハウやスキルを自分に教えてくれるか、ということではないでしょうか。
単に会社の人事異動命令のままに行く先々の上司に仕えているだけでは、自分の成長は完全に他人任せになってしまい、果たして自分が成長しているかのどうかさえわからないかもしれません。

私は、20代後半ぐらいから「あの上司、先輩のもとで働きたい」という思いを持っていました。
だから、社内の異動希望申請制度を利用して部署を異動したこともあります。
そのことを所属部門のトップや直属の上司は快く思っていなかったでしょうが、自分の人生は自分で決めて進むんだという信念で行動しました。
それでその後いろんな経験ができたので、自分の決断・行動は正しかったと今でも思います。
だって、このブログで記事ネタに困ることなく多くの経験談を書けるのはそのおかげですから(笑)。
とにかく、“仕事を誰に教わるか、それがその後の仕事人人生を決める”ということは知っておいたほうがいいでしょう。

それは、違う側面からいえば、仕事を教えてもらうのは誰でもいいやと思ったら、その人の仕事人としての成長はないということです。
他人が誰かに仕事を教えている光景を目にした時、当事者ではないので口出しできませんが、「あー、そんな教え方しちゃ、その人は仕事できない人間になっちゃうよー」と思うこともあります。
そこで終わると本人が気の毒なので、後でこっそり教えるという高等テクニックを使うこともありますけどね。
他人に仕事を教えるというのは難しいことではありますけれど、ほんと、仕事を誰に教わるかというのはむちゃむちゃ重要なんですよね!
あなたの仕事人人生、仕事を教えてくれた人の影響をどれだけ受けていますか?

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yoron at 21:46│Comments(0)仕事人の叫び 

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