内実を知っていると世の中の見方が変わる、これほんとたしかに、経営者の器以上には企業は成長できない

2022年05月14日

相手の日頃の行動を観察していれば、嘘をつく人かどうかわかる

新宿歌舞伎町一番街
(嘘も方便とよく言いますけれど、相手の嘘は見破りたいものですね)
人というのは、利害が絡むと嘘を付けるものです。
仕事の現場というのはまさにそういうところで、自分の利益のために平気で他人を騙す人がかなりいます。
自分の利益というのを保身のためと言い換えれば、自分自身も思い当たる人は案外多いのではないでしょうか。
かく言う私もこれまで何度も嘘を付いてきました。
特に現在の飲食の仕事に就いてからは、他人の個人情報を面白おかしく話のネタにする人が身近に多かったこともありかなり嘘を付きました。

私の嘘がどこまで見破られたかわかりませんが、相手の日頃の行動を観察していれば、嘘をつく人かどうかは意外とわかるものです。
例えば、日頃は、夜な夜な繁華街に繰り出し若い女性のいるお店で遊びまくり豪遊している男がいたとしましょう。
そんな男が、日中はスーツ姿で身なりを整え、お客さんであるあなたの前で素晴らしい商談プレゼンテーションをした場合、あなたがもしこの男の日頃の行動に関する情報を握っていたとして、あなたは目の前の相手の話を信じることができるでしょうか。
おそらく、眉唾もので聞くはずです。
もちろん何も知らなければ簡単に騙されてしまう可能性だってありますけどね。


かつてある大企業に勤めていた頃、経営者からの紹介である日を境に名もない中小のコンサルティング会社と付き合ったことがありました。
社長は風貌的に怪しい感じでしたが、プレゼン自体はそれほど変な内容ではありませんでした。
ただ、高額な費用請求をされた時は、この程度のことでこんな料金を取るのかと驚いたものです。
こちらは経営者からの紹介なので無碍にもできず、おそらく、この会社は我が社の経営者にうまく取り入ったのだろうと思っていました。

ある時、この会社から接待を受けたことがありました。
案内されたお店は、六本木の高級焼肉店やら会員制クラブやら。
その時に、内心「ははぁ、この会社はこんな手口でうちの経営者に近づいたのかな。やっぱり怪しい会社だ」と思ったものです。
その後、当時勤めていた会社を辞めてからこの会社の情報をネット上で検索したら、この会社の元社員だったという人たちがいろんな悪口を書いているのを見つけましたが、当時の私の印象と合っていたものも多くみょうに納得したものでした。

私はこれまで人事系の仕事に長く関わったので、その経験から職場の同僚たちの日頃の言動を観察する癖があり、おかげで相手の嘘を見抜く力がそこそこ付きました。
先日、ある同僚が上司に何か言ったのですが、その内容を後で上司から聞かされた際、その同僚は嘘を付いたということが直感的にわかりました。
それは上司には言いませんでしたが、なぜ同僚の嘘がわかったのかといえば、その人とは一緒に仕事をしている時間が長いこともあり、日頃からその人の言動を観察できたからです。
こういうのは逆も然りで、私と一緒に仕事をしている人は勘が働く人であれば私が付く嘘にも気付くということです。

日頃から言行不一致の多い人なら嘘を見抜きやすいかもしれませんが、利害が絡む仕事の現場では言動に慎重になる人も多いので、場合によっては嘘も巧妙でなかなか見抜きにくいかもしれません。
しかし、利害が絡む世界だからこそ、仕事人は相手の嘘を見抜く力を身に付ける必要があります。
「仕事では誠実さが一番大事!」などと言っているようでは、言葉は悪いですが甘ちゃんです。
もちろん、人間性の根っこのところでは誠実さは大事ですが、ビジネスは食うか食われるかの世界なので、自分(自社、自組織)のためには多少の嘘は付いてでも利を追求することも大事です。
世の中、誠実そうに見えて嘘を付く人はいっぱいいるものです。
あなたの身の回りにもいませんか?

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yoron at 07:14│Comments(0)仕事人の叫び 

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