思いは、形にして行動して成果を出してこそ意味がある相手の日頃の行動を観察していれば、嘘をつく人かどうかわかる

2022年05月13日

内実を知っていると世の中の見方が変わる、これほんと

IMG_3591
(仕事人なら何事も内実を知るよう努めるべし)
私が以前勤めた日本料理店は、地域ではかなり名の知れたお店で、地元の人に勤務先を聞かれた際に店名を告げると、「あー、よく利用している(いた)よ!」とか、「行ったことある!」とか、そんな反応が返ってくるお店でした。
70年以上の長きにわたって営業を続けてきたものの、新型コロナの影響を受け、残念ながら閉店してしまいました。
このお店のセールスポイントは、本格板前が四季折々の日本料理を調理するというものでしたが、私が入社した時には、厨房のスタッフは、高齢(60代後半〜70代)の日本人板前数名と、他には20代のベトナム人数名という構成でした。
50代後半の私が日本人板前の中では最年少だったのです。

ただ、私の場合は板前と名乗るには恥ずかしいぐらい腕がなく、ベトナム人の若者たちのレベルには到底及びませんでした。
高齢のベテラン日本人板前たちはその道何十年という経歴を持った職人たちで腕はもちろん良かったのですが、下の者や腕のない者には厳しく当たったので、若い日本人板前が入社してきてもすぐ辞めていきました。
一方で、ベトナム人の若者は母国を離れ異国で生活をかけて仕事をしていたので根性があり、そのためベテラン板前たちからとてもかわいがられていろんな技術を教えられ、めきめき腕を上げていきました。
その結果、そのお店の看板メニューなどもベトナム人の若者はどんどん作ってお客さんに提供していました。


ただし、お客さんは客席側からは見えない厨房の内実などまったくわかりません。
本格板前が作る日本料理をうたっているのだから、おそらく、板前全員が日本人なのだろうと思い込んでいたのではないでしょうか。
イメージだけでいえば、和食は繊細であり日本人にしか作れないと思い込んでいる人もいるかもしれません。
実際、スタッフが全員日本人の日本料理店というのは存在するでしょう。
しかし、現在の日本の労働市場では、どの業界でも人材は不足しており、特に飲食業界は今や外国人労働者がいなくては回らないほど切実な問題になっています。
以前に勤めた別の日本料理店は銀座にあって河豚料理を売りにしていましたが、厨房スタッフには、中国人やネパール人などがいました。

こういう経験をしてきてみると、経験する前の世の中の見方とそれ以後の見方では大きな変化があります。
つまり、経験する前は、ぶっちゃけ、事実を知らないでいい加減な見方をしていたのです。
本格的な日本料理が食べたくなってそんな感じのお店に入り、出された料理を食べた後に、「やっぱり、日本人が作る日本料理はうまいよなぁ」とか、「日本人にしか出せないなこの繊細さは」とか言ってみたり。
でも、実際は私の以前の勤務先のようにその料理は外国人が作っていたかもしれないのです。
考えてみると、フランス料理店、イタリア料理店や中華料理店といっても日本人が調理しているお店は多いわけで、料理というのはどこの国の人が作ってもいいわけです。
だから、日本料理店=日本人が調理するお店、ではないと考えればいいのでしょう。

私が実際経験した飲食業界の話をしましたが、内実を知っていると世の中の見方が変わるのはどの業界、仕事でも同じではないかと思います。
私はこれまで10数回の転職をし、いろんな業界、企業、組織、仕事を経験してきましたが、これは、自分の中に「いろんな世界の内実を知りたい」という思いがあったからの行動だったような気がします。
内実を知っているとね、その世界(分野)のことを知らない人が知ったかぶりで語るのを聞いて、「こいつ、アホか、本当のことをわかっていないね」とすぐわかちゃうんです(笑)。
逆に、私は内実を知らない世界(分野)のことについてはあまり語りません。
私がこのブログの記事ネタにしているのは、ほとんど自分の経験がベースになっています。
あなたも、自分の仕事を通して内実を知ったことで世の中の見方が変わったという経験をしたことがあるのではありませんか?

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ>

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 23:10│Comments(0)仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
思いは、形にして行動して成果を出してこそ意味がある相手の日頃の行動を観察していれば、嘘をつく人かどうかわかる