ビジネスは感情で判断するな、理性で判断しろ責任者たるもの、自分なりの“責任”意識を持て

2022年03月17日

自分の究極の弱点は自覚しておくべし

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(あなたの弱み中の弱み、究極の弱点は何ですか?、それをあなたは自覚していますか?)
仕事人なら、誰しも仕事人としてのその人の強み、弱みというのがあるはずです。
もちろん私にもあります。
強みというのは仕事人としての武器だから、自分の強みを自覚していれば人はそれに磨きをかけようとしますし、使える場面では徹底的に使おうとするでしょう。
一方で、自分の弱みは他人に知られたくない、だからバレないようにひたすら隠し続けたいという人もいます。
自分の弱みが露呈しかねない状況の時に逃げ回るのはそういう人にありがちな行動です。
「それはうち(部署)の担当じゃないから」とか、「それは私の担当ではない」とか、「そんな権限は私にはない」とか、組織で働いているとよく聞く言葉です。

私も日々の仕事の中で自分の弱みを隠そうとすることはよくありますし、過去にもよくやってきました。
ただ、そういった経験をしてきながらつくづく思うのは、自分の弱い面の中でも、「これは私の究極の弱点だ!」というところはしっかり自覚しておいたほうがいいと思っています。
なぜかといえば、自分の仕事を遂行する上で誰かの力を借りたい時は、そういう自分の究極の弱点を補ってくれる人にお願いしたほうがいい仕事ができるからです。
自分と同じ強みを持っている人と組めばいい仕事ができるのではと思う人もいるかもしれませんが、いえいえ、それでは、相手が自分の弱点を補えなかった場合には仕事の遂行が難しくなってしまうのです。


例えば、あなたはある会社の正社員、自分以外は全員アルバイトスタッフという職場でそこの仕事を回す責任者だったとします。
ある時、重大な事故が起き、その対応は急を要したとして、スタッフからあなたの指示を求められたとします。
その場合、あなたの判断・決断・対応のし方でその後の展開がまったく違ってくるでしょう。
優柔不断な性格で自分では何も決められないまま上司の指示を仰ごうとしたら、その上司が捕まらず指示を出せないでいる間に状況はどんどん悪くなってしまったということもあるでしょうし、逆に、腹をくくって自分の判断・決断で指示を出した結果、損失・被害・不利益は少なくて済んだということもあるでしょう。

仮に、前者タイプの人でも、自分の弱点を自覚していて、その弱点を補ってくれるスタッフを見つけその人との間に日頃から良好なコミュニケーションをとっていれば、そういう難局時にあなたを大いに助けてくれるかもしれません。
正直言って、私自身の究極の弱点は、この例のように、優柔不断的な性格面と突発事態・非常事態時の対応力の弱さです。
仕事の向き、不向きというのはきっと多くの人にあるんでしょうね。
私は新卒である大手企業に入社してからいろんな会社を渡り歩きましたが、ほとんど事務系の仕事でした。
そのせいか、顧客からいろんな要求を突き付けられ、その度に交渉をするといった営業の仕事には苦手意識があります。
何にしろ、他人の前で隠すかどうかは別にして、自分の究極の弱点は自覚しておいたほうがいい仕事ができると思う次第です。

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yoron at 21:12│Comments(0)仕事人の叫び 

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