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2022年03月11日

他人をバカにすると後からツケが回ってくる、だから

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(あなたは、他人からバカにされて悔しい思いをしたことはありますか?)
若い頃の話ですが、知人が主催した小ぢんまりした勉強会に参加したことがあります。
知人はその勉強会のために地方銀行を退職し起業したばかりの人を講師に招いていました。
その講師は自分のビジネスのアピールにもなるので講師役を引き受けたようでした。
当時、私はある大手企業に勤め経営企画の仕事をしていたのですが、そんな私からすると、失礼ながら講師の話が幼稚に感じられ、正直、よくそんなんで(戦略性もなく)起業に踏み切ったなと内心バカにしていました。
何せ、当時はビジネス書を読みまくって頭でっかちになっていたので、相手の話が思い付きレベルに聞こえてしまったのです。

そんな私の内心が表情に出ていたのか、講師が話を終えた後で、「あなたは私の話を聞いても何も勉強にならなかったのではないですか?、そんなことぐらいとっくに知っているよというような顔をされていましたよ」と、やや皮肉っぽく言ってきました。
私はドキッとして、「いえいえそんなことはありませんよ!、いろいろ勉強になりました!」とその場を取り繕いましたが、正直なところ、講師の言ったことは当たっていました。
要するに、私は相手を低く見てバカにしていたのです。
例えは悪いかもしれませんが、名だたる大企業の購買部門で、一仕入先の零細事業者の担当者に対し偉そうな態度をとる不遜な仕事人のようなものでしょうか。


今ならそんなことはないでしょうが、当時そんな不遜な人間だったのは、会社の看板や自分が就いている仕事を自分の実力だと勘違いしていたからでしょう。
冷静に考えれば、勤め人というのは、どんな有名な勤務先に勤めていても、そこを辞めればただの一個人であり、その後名もない中小零細企業にでも再就職したら、今度は有名企業の勤務者などから見下される立場になってしまうのです。
そのことは私自身が身を持って経験したのでよくわかります。
私なんて、企業の正社員としての働き方を辞めてからは、非正規労働者として飲食店などで働いてきましたが、職業を聞かれて「飲食店勤務です」と答えようものなら、多くの人からは「あっそっ」みたいな表情をされます。
世間の現実はそんなもんなんですよ。

こういう経験をしてみると、冒頭で紹介した私自身のバカさかげんがよくわかります。
私、思うんです。
人生というのは、他人をバカにすると後からツケが回ってくるもんなんだなぁと。
自分がバカにした相手の立場に自分自身が置かれることだってある、それが人生なんだなと。
だから、しみじみ思います。
相手がどんな職業の人であれ、どんな立場の人であれ、どんな思いを持っている人であれ、相手と接する時は対等な一個人として扱い、決してバカにするような態度、もの言いをしてはいけないなと。
こういうのって、それなりにいろんな人生経験を積み重ねないと難しいもんではあるんですけども。
いるじゃないですか、いい年した年輩者が過去の栄光にしがみつき、周囲の人たちの前で他人をバカにしたような言動をするようなことが。
それは、結局、その人に過去のツケが回ってきているということなんですけどね。
お互い、このことを肝に銘じ、他人をバカにするような言動、態度は慎みたいものです。

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yoron at 08:03│Comments(0)仕事人の叫び 

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