人事異動の季節に思う。結局、私は今の生き方が合っていたのだ。あなたは相手の“本音”を本当に聞きたい?

2022年03月06日

担当の仕事に集中するのもいいけど、ビジネス視点を持てば仕事はさらに面白い

秋吉のテーブル
(仕事は考え方次第で、面白くもなるしつまらないものにもなる)
私の現在の仕事は、学生専用マンションの食堂で入居者に朝食と夕食を提供することです。
といっても、料理を作る担当は専任の調理師がいて、私はその人の仕事を補助する業界用語でいえば調理補助という仕事です。
この仕事は非正規労働で家庭の主婦などがたくさん従事しており、現在の職場も私以外は中高年の主婦ばかりです。
彼女たちは家事の合間に短時間の仕事をするというスタイルが一般的なので、この仕事に関するビジネス全体とか会社の動向などにはあまり関心がないらしく、ただ黙々と担当の目の前の仕事に集中しています。
それはそれで役割なので大事なことではあります。

ただ、私は過去の仕事人人生は正社員としてビジネスやら会社の動きに強く関心を持っていた人間なので、どうしても今の仕事もビジネス視点から見てしまいます。
そうすると、なかなか面白いことがたくさんあります。
現在のマンションは、大手デベロッパーが建て、その関連会社が運営を担当し、実際の実務(食事の提供等)は外部の給食会社が請け負っているという構図になっています。
昨今は、学生専用マンションがブームらしく他社も続々参入していて、都市部には同様のマンションが続々建てられています。
私の予想では、こんなに建てたら競争が激化し、いずれ淘汰の波が来るような気がしています。


こういう業界全体の動きを見るのも面白いし、ミクロな視点で見れば、例えば、食堂の掲示板に、運営会社がアルバイト斡旋やら将来の就職相談実施といったような情報を掲示しているのを見て、「ははぁ、学生を自社運営のマンションに囲い込みながら、入居者をターゲットにしてビジネスを展開する戦略なんだな」と気付き、たんなる建物だけのビジネスでないことがわかって面白いです。
それに、ビジネスの対象は入居の学生だけでなく、その親たちにも広げられるわけです。
また、ここを起点(ハブ)としていろんな会社と連携できればビジネスの領域はどんどん広がっていきます。
おそらく、経営トップなどはそういった戦略を描いているかもしれません。

私が実際にやっている仕事は、毎日出勤し、料理を盛り付け、食堂に食事を摂りに来た人たちにそれを提供し、食器や調理器具を洗い、厨房の清掃・後片付けをすることで、給料は時給制の非正規労働にすぎません。
会社側からすれば私の替わりなんていくらでもいる存在です。
でもね、自分の仕事がそれだけのもので自分の存在がそんなもんだと思ったら、仕事人人生はつまないし仕事も面白くないじゃないですか。
だから、私はいつも自分で自分の仕事を面白くしようと思っているんです。
こういう考えを持つだけで目の前の仕事ってけっこう面白くなるもんなんです。
あなたは今、自分が担当している仕事を面白いと感じていますか?

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yoron at 06:37│Comments(0)仕事人の叫び 

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