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2022年01月22日

惰性的な人間になりたくなければ環境を変えよ

『二軒目』(目黒)お店の入口
(わかっているなら行動を起こそう、でないと惰性的な人間になってしまいますよ)
他人の生き方や言動を観察して、また自分の生き方や言動を振り返ってつくづく思うのは、長い間同じ環境の中で過ごしたり、同じことばかりを繰り返していると、いつの間にか目の前のことを(無意識に)惰性的にやっているなと。
そして、それは自分の人生にとって、自分の成長にとって決していいことではないなと。
私が何回も仕事先や仕事を変えるのは、実は頭の中ではそのことをわかっているので、意識的に環境を変えているというのもあります。
人ってね、惰性で何かをやり続けると、変えなきゃならない時に意識も行動もなかなか変えられないもんなんですよね。

例えば、私は、かつて40代頃までは飲酒の習慣がありました。
飲み方は仕事帰りに頻繁にお店で飲み、ハシゴ酒もするというかなりヘビーな飲み方でした。
酒というやつは飲むと気分が高揚するので、その時間だけは楽しくなります。
こう言っては何ですが、他人に迷惑をかけるようなことがあっても、酔っていたらそれに対しあまり罪意識も感じません。
もちろん、酔いが冷め冷静になると反省もするでしょうが。
そんな飲酒の習慣も、アルコール依存が進むと惰性的に飲むことも多くなりました。
仕事で疲れたから一杯飲んで帰るかとか、何かが一区切りついたから飲むかとか、とにかく、酒飲みというのは何かにつけ飲む口実をつくるものです。


そんな私でも飲酒の害は知っていたので、やめられるならやめたいという願望みたいなものはありました。
酒をやめられたら、余計な出費はなくなるし、健康にもいいし、酔っ払って他人に迷惑をかける心配もないし、いいことばかりです。
でも、いざやめようとすると、これが簡単にはできないんですよね。
一度依存体質になってしまうと、依存であるがゆえに「ちょっとだけなら」という意識がどうしても出てくるんです。
それでも、かなり頑張って以前に比べたらかなり酒量を落としました。
今でもたまに飲みますが、かつてに比べたら、酒飲みの人から見たら、「えっ?!」という程度です。

かつてある大企業に勤めていた頃、会社の最寄駅から会社までは徒歩15分程だったのですが、最短とはいえ同じルート(道)ばかり歩くのは面白くなかったので、時々、(遠回りではありましたが)住宅街の路地などに入り込んで風景を眺める楽しみを見出しながら通勤していました。
ある日のこと、辺鄙な裏通りを歩いていたら、何と勤務先の社長とバッタリ会ったのです。
当時職務的に社長とはよく会う間柄だったので、偶然の出会いに驚きながらも、なぜそんな辺鄙な場所を歩いているのか聞いてみました。
すると、社長は答えました。
「いやな、いつも同じルートばかりだと刺激がないしつまんないんだよね。通ったことのない道を行くといろんな発見があって楽しいし刺激的なんだよね」と。
私は、この言葉に、内心「あっ、私と同じだ!」と思い、社長という高い地位の人と同じ思考だったことを嬉しく思ったものでした。

ただ、考えてみれば、惰性的な人間になりたくないと思っている人からすれば、それは当然の行動だったのかもしれません。
これまでの仕事人人生で多くの仕事人たちに出会いましたが、惰性を嫌う人は皆んなそういう方向で動いていたように思います。
おそらく、多くの人は惰性的な生活はしたくないと思っているのではないでしょうか。
だから、例えば、日々の食事だってその時の気分で食べるものを選んだり、話題のスポットがあれば足を運んでみたり、新商品が出たら買ったり、面白い(便利な)サービスが登場したら利用してみたり、といろいろやっているはずです。
そういう点では心配はしていないのですが、仕事面では惰性的に仕事をするようになるといい結果を生まないので、私の経験も踏まえていえば、時々環境を変えてみることが大事かなと思う次第です。

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yoron at 08:08│Comments(0)

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