仕事の現場は面白い!、だから仕事人は辞められない!組織の問題点を見出し、指摘し、改善する人がいなければ組織は変わらない

2021年11月27日

他人に取って代わられる仕事なら次の仕事を見つけろ

新宿のとある通り
(今やっている仕事、それは本当にあなたにしかできない仕事ですか?)
かつて勤めた外資系企業時代、顔見知りの取締役が外国人トップの部屋でマンツーマンで打合せをした際、外国人トップの出した指示に素直に従えなかったらしく少し意見を述べたようなのですが、これに対し外国人トップは聞く耳を持たず、「お前の代わりなんかいくらでもいるんだ!」と怒鳴ったようでした。
部屋を出てきた取締役は暗い表情で元気をなくし、その日、その人の部下と私を飲みに誘い、飲みの場で散々愚痴をこぼしていました。
強権的なもの言いはパワハラの面もあるかもしれませんが、仕事の現場ではこういう場面はしばしばあるように思います。
勤め人の立場だと、自分より強い立場の人にはなかなか逆らえないという現実があります。
自分より弱い立場の人の前では偉そうなことを言っておきながら、自分の上司の前ではペコペコする人をこれまで何人も見てきました。
私も勤め人人生が長いのでこういう人の気持ちがわからないわけではありません。

「お前の代わりなんかいくらでもいる!」と言われたら、言われた側の選択肢は二つしかありません。
極端な話、ぶち切れて「だったら辞めてやるわい!」と啖呵を切って相手と対峙するか(実際辞める覚悟で)、その場を乗り切って首をつなぐために謝って引き下がるか、の二つです。
前者の場合は、啖呵を切るような潔い言動はしなくても、内心「こんな会社、とっとと辞めよう」と決意しその後に去るというやり方もあるでしょう。
冒頭で紹介した取締役の場合は、その後その会社に任期が終わるまで在籍していましたので、自分の地位を守るため、家族を守るため、その他の理由等で相手から浴びせられた屈辱的な言葉に耐えながら仕事を続ける道を選んだのでしょう。
仕事を辞めるというのは口では簡単に言えても、自分の市場価値や個人的事情によってはそう簡単には行動に移せないものです。


ただ、自分がやっている仕事に対しては、その仕事が自分以外の他人でもできるものかどうかはわかるはずです。
もし、他の人でもできる、つまりいつでも他人に取って代わられる仕事なら次の仕事を見つけたほうが賢明です。
いえ、これは何もすぐその仕事を辞めて転職しろということではなく、今の仕事を続けることができなくなった場合のことを考え、次の自分の武器を探せということです。
私は現在非正規労働者として食堂の厨房で単純作業の仕事に就いています。
正直言って、ある程度の体力と要領の良さがあれば誰でもできます。
しかし、幸いなことに、同僚の非正規労働者は年輩の女性ばかり、かつ体力があまりない上に要領も悪い人が多いので私の価値が高くなっています。
これは環境のおかげです。
そうではあっても、私の中では「私は大したことはやっていない。この仕事はある程度業界経験がある人なら難なくこなせる」という思いがあるので、次の仕事についてはずっと考え続けています。

多くの人は持っていないような特別な才能・能力を持った人でないかぎり、ふつうの仕事人は他人に取って代わられる仕事をしていると思ったほうがいいでしょう。
この事務処理は長年やっている自分にしかできないと思い込んでいても、会社の方針でその仕事自体のやり方を変えられてしまったら、逆に以前のやり方に慣れ過ぎてしまったその人の存在価値はなくなります。
かつて、取締役会議事録作成の仕事をしていた頃、法律にのっとったきちんとした丁寧な議事録を作成できることを誇りにしていましたが、上司からそんな誰も見ないような議事録録作成に時間をかける必要はないと言われ、あまり知識もない若手に担当者変更になった時はショックでした。
それでも、その後何の支障も出なかったことを考えると、組織というところはそういうあっさりしたもんなんだなと思うようになりました。
「この仕事は私にしか!」と思うのはたんなる思い込みに過ぎないということです。

私はね、多くの転職経験から身につけた知恵として、他人の仕事を盗むようにしているんです。
自分が生き残るためには、他人の仕事を奪うぐらいの貪欲さがないとダメだと思っているからです。
つまり、常に他人に取って代わろうと考えているわけです。
私のような仕事人は世の中にたくさんいるでしょう。
新入社員の頃、先輩に言われたことがあります。
「いいか、他人の机の上に無造作に置かれている資料があった時は、そばを通る際に何気なく見ておけ。上司から資料のコピーを頼まれたら、ただコピーをするだけでなく、資料を読むようにしろ」と。
つまり、そうやって情報やノウハウを身につけていけということを教えられたのです。
仕事人の世界、ビジネスの世界の本質は“弱肉強食”です。
繰り返しになりますが、私のこれまでの仕事人経験も踏まえて言えば、今やっている仕事が他人に取って代わられる仕事なら次の仕事を見つけたほうがいいかも、ということですかね。

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yoron at 06:16│Comments(0)仕事人の叫び 

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