“わかりやすく”伝えるって難しいんだぜ組織を去る人が組織を去る理由、それは組織内の仕事の面倒くささだ

2021年09月12日

後出しジャンケンは嫌いだけど、処世術としてはありだと思う

両津勘吉像1(亀有)
(あなたは、自分の仕事で後出しジャンケンの手を使うことはありますか?)
後出しジャンケンというのは、相手(他人)が出した後に手を出すこと、また、状況を伺っていて、成り行きをみて態度を決めることで、それは自分が勝つ(有利になる)ためのやり方ですが、印象としては卑怯者と見られがちです。
ですから、性格的に私は嫌いなのですが、ただ、世の中を生き抜いていく上での処世術としてはありかなと思います。
会社などの組織で働いている人ならわかると思いますが、実は多くの組織人が真っ先に手を挙げたり、自ら行動したりせずに、権力者や周囲の動向を観察し、自分に有利かどうかを見極めてから慎重に動いているんです。

かつて、ある組織のリーダーをやっていた頃、当時私より肩書が上だったお偉いさんから次のように言われたことがあります。
「いいか、自分の思いを貫かんと血気にはやって行動を起こしちゃいかんぞ。組織のメンバー全員がお前についていくわけではないんだ。彼らはお前の動きを見つつ、それに対する周囲の反応も見ながら自分の行動を決めるんだ。だから、事を起こすには慎重の上にも慎重を期したほうがいいぞ」と。
当時は、内心「そんなことしていちゃ、タイミングを逸するだけで何も変えられないじゃないか」とやや不満に思ったものですが、その後いろんな経験を積んでいくうちにそのことがいかに重要であるかよくわかるようになりました。


考えてみれば、国と国の競争、企業と企業の競争、個人と個人の競争において、自分が相手より遅れている(劣っている)ことを自覚したら、まずは相手の成果を真似したり、相手が持っているいいものを取り入れるところから始めるものです。
なぜそうするのかといえば、相手に追い付き、追い越すためには、そのほうが手っ取り早く効率的だからです。
見方を変えれば、これも後出しジャンケンのようなものです。
こういうやり方をすれば失敗はしないのです。
卑怯なやり方だと思われたり、非難されても、勝利を手に入れるほうがいいに決まっています。

歴史になった段階で先駆者は評価されますが、現在進行形の時は、いくら先駆者であっても失敗したり、非効率なやり方が続いてコストばかりかかっていては逆評価しか得られません。
ある人が新しいことに挑戦して失敗したら、周囲には、「ほらみろ、私が言った通りうまくいかなかったではないか」だの、「まったく余計なことをして損失を発生させやがって」と責める声があふれます。
こういう状況を想定した上であえて挑戦するのであれば、それは覚悟というものだから立派だと思います。

『勝てば官軍、負ければ賊軍』(大義名分の良し悪しや動機の良し悪しに関わらず、最終的に勝った方が正義になるという意味)という言葉があります。
後出しジャンケンも、もしルールがあってそれで反則行為と認定されるということでもなければ、勝ちは勝ちなのです。
もちろん、それで勝ったことで卑怯者呼ばわりされ結果的に損をしてしまったというのであれば、そのやり方は失敗だったということになりますけども。
大人は悪知恵が働きますから、後出しジャンケンでも卑怯者呼ばわりされないようにそれを巧妙にやるんですよね。
だから、私は、仕事人の世界においては、処世術としてはありだと思うわけです。

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yoron at 07:17│Comments(0)仕事人の叫び 

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