国の思惑とは違う方向へ進む仕事の現場の実態ほんと、いろいろあるね!、職場の人間関係

2021年02月27日

人は、楽な仕事に慣れるときつい仕事が嫌になるね

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(楽な仕事に慣れ過ぎていませんか?)
私は、現在朝と夜に別々の仕事先で働くダブルワークをしています。
どちらもパートタイムとして働いています。
また、どちらも飲食の仕事なのですが、朝の仕事はこれまで経験した飲食の仕事の中でもっとも楽な仕事です。
夜の仕事もどちらかといえば楽なほうです。
どちらも週に二回休みがあり、祝日は休みで年に何回かは長期連休(GW、夏期、冬期)があります。
知り合いなどから、「ダブルワーク、大変ですね」などと言われることがありますが、それぞれの勤務時間は4時間で一日の合計時間は8時間、そして通勤は自宅から徒歩、また仕事は単純系で肉体的、精神的にそれほど負担はありません。
だから、ぶっちゃけ、全然大変ではないというのが正直なところです。

夜の仕事は、現在の仕事に就く以前は飲食店の仕事でしたが、この仕事に就いていた時は、休日は年に数回しかありませんでした。
朝の仕事と夜の仕事の休日がズレていたため、終日休めるのが両方の休日が重なる夏期、冬期の数日ぐらいしかなかったのです。
この当時なら、「ダブルワーク、大変ですね」と言われると、「そうですね」と率直に返したかもしれません。
ただ、不思議なもので、仕事人というのはどんなにきつい仕事であってもそれに慣れてしまうと、それを当たり前のこととして案外続けられるものです。
だから、もしこの飲食店をコロナ不況で解雇されるという事態に直面していなければ、今でも当時のままでダブルワークを続けていたでしょう。


でも、夜の仕事がなくなったことで生活費確保のため急きょ現在の仕事に就き現状に至っています。
やった慣れてきたところではありますが、残念なことに現在の体制もあと2週間で終わります。
夜の仕事先(事業所)が閉鎖されるため、こちらも退職せざるをえなくなりました。
朝の仕事のほうは引き続きやっていく予定のため、改めて午後以降の仕事を探さなければなりません。
ここで、精神面でやっかいなことが一つあります。
それは、それほど長い期間ではなかったとはいえ、現在の楽なダブルワーク体制に慣れてしまったことです。
残業はなく、休日はしっかりとれて、仕事の負担はそれほど大きくない、ある意味理想的な体制だったかもしれません。
その代わり収入(給料)が少ないというデメリットはあったものの、それ以上に“仕事が楽”というのが嬉しかったですね。

まぁ、とはいえ、生活がかかっていますから、新しい仕事に就いたらどんなにきつくても頑張る所存ではあります。
もちろん、探している時点できついことが予め想像できる仕事は選ばないと思いますけれど(笑)。
大企業で長く働き定年まで勤めた人が中小企業に転職するとすぐ辞めることも多いという話をよく聞きます。
理由としては、待遇が悪かったからとか、採用時の条件(話)と現実が違ったからとかいろいろあるようですが、私自身の経験も踏まえていえば、本当のところは一言でいえば「仕事が想像以上にきつかったから」ではないかと思います。
大企業に比べたら中小企業は、人・金・物・情報等の経営資源面においてナイナイづくしなのは当たり前で、そういう環境下での仕事はきついのがふつうです。
要するには、安定した大企業の中で慣れた仕事をし、ある意味楽をしていたので中小企業のきつい仕事についていけなかったということです。

朝の仕事は、学生寮の食堂での調理補助の仕事なのですが、コロナの問題が発生する以前は食堂利用者も多く仕事はそこそこ大変でした。
ところが、コロナの影響が出始めてからはどんどん利用者が減ってしまい、仕事時間を時短にせざるをえないぐらい暇になってしまい現在に至っています。
時短になって収入は減りましたが、仕事面での負担は一気に激減しました。
そんな状態がかれこれ1年以上続いています。
現在いるスタッフは、「こんな楽な仕事は他にないね(最高だね)」と全員が言っているぐらいです。
雇用している会社側からすれば人件費の負担にはなっていると思いますが(実際人員を削減したがっている)、働く側にとっては仕事が楽でそれなりの収入が得られる環境は嬉しい限りです。
ただ、コロナ問題が収まる方向とともに以前の忙しさが戻ってくることも予想されており、それはそれで仕事のきつさが戻ってくることを意味するので、ちょっと嫌な気にはなります。
慣れというのは恐ろしいもので、人は、一旦楽な仕事に慣れるときつい仕事が嫌になるもんですね。

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yoron at 07:38│Comments(0)仕事人の叫び 

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