大企業から中小企業への転職、うまくいく人とうまくいかない人の違い愚直に黙々働く仕事人には頭が下がる

2020年11月25日

情報は“盗る”ものという感覚がないと仕事人として成長できない

新宿ゴールデン街の夜の風景
(受け身の姿勢で情報を得ていませんか?)
新卒で入社した大企業の新入社員時代、半年間私の指導教育係を務めた先輩社員は、事あるごとに私にこういう教え方をしました。
「いいか、誰かの机のそばを通る際、机の上に書類が置かれていたらさりげなく見ておくんだ。逆に、自分が扱っている書類で大事なものは席を離れる時他人に見られないように裏返しにしておけ」、「上司から会議資料のコピーを頼まれたら、機械的にコピーだけをするのではなく、極力資料の内容にも目を通しておけ」と。
つまり、先輩が教えたかったことの一番の肝は、情報は自分からどんどん盗りにいけということだったのです。
日頃からそういうことを心掛けておけば、例えば、職場のお偉いさん同士の会話を何気なく聞いた際などに、「あー、今はあの件について話をしているんだな。なるほど」などといち早く重要な情報(会社の動き)を知ることができるわけです。
それは、自分が他人より一歩リードできるきっかけになるのです。

情報を盗むなんていうと何かスパイまがいの行為で、場合によっては不正行為として罰せられるみたいな印象を抱く人もいるかもしれませんが、それは法や規則等に明らかに反する不正行為を行った人が対象になるのであって、そうでないかぎり、仕事人の世界は情報は盗ったもの勝ちです。
逆の見方をすれば、自分にとって大事な情報はいかに他人に盗られないようにするか、情報を守るための対策が一方で大事だということです。
ビジネスの世界は“食うか食われるかだ”とよく言われますが、そこでは情報戦がカギを握っています。
どこの企業でもやっていることでしょうが、ライバルに勝とうと思えば相手の情報を盗りにいくし、逆に自社の情報は盗られまいと守りを固めます。
これは個人に置き換えてもまったく同じです。
私自身、以前勤めた飲食店では、上司に命じられ、客を装ってライバル店に入りいろいろ情報収集したこともありました。

インターネットの時代だからといって、PCやスマホなどでの情報検索だけに頼っていては、本当に必要な、大事な情報は取れないかもしれません。
ネットで流れる情報は、玉石混交でかつ膨大です。
そして、それらの情報は誰でも見れるのである意味情報の価値はそれほどないともいえます。
日本のメディアが海外の情報を海外メディアのサイト掲載の情報だけに頼っていたら、それらの海外のサイトに直接アクセスして情報を取れる力のある日本人にとっては日本のメディア情報はまったく価値がありません。
例えば、記者という職業ならば、そのような便利なツールも使いながら、同時に自分自身の足で動き回って取材し情報を集めないといい仕事はできないのではないでしょうか。
仕事人なら日々の仕事を通して気付くはずです。
いくらネット情報がたくさんあるといっても、自分の仕事に関わる多くの事柄はネット上では情報として流れていないよなと。
やっぱり、仕事人として成長していくには、自ら積極的に必要な情報を盗りにいく姿勢が大事だと思う次第です。

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yoron at 11:30│Comments(0)仕事人の叫び 

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