人生のどの時点でどんな判断・決断をするかはとても重要である自分の“死”を待つということ

2020年09月20日

長年の習慣は簡単には変えにくいが、変えられないわけではない

新宿歌舞伎町一番街
(変えたいと思っている習慣なら、変えたいという意識を持ち続け、変える努力をしましょう!)
正社員として会社勤めをしていた頃、職場の同僚などと仕事帰りに一緒に酒を飲むのが好きで、それこそ平日の大半は飲んでいました。
40代になってからは金回りがよくなったこともあり、それが加速し、私生活の趣味においても飲酒が加わりました。
その頃の実態は次の飲み歩きブログを見てもわかると思います。
華麗なる新橋徘徊族
一時期は、サラリーマンの街新橋(東京)を夜な夜な飲み歩き、周囲の飲み人たちから“新橋の帝王”などと呼ばれていい気になっていたものです。

しかし、健康にそれほど問題がなく、毎月の給料もそこそこあった時はそんな日常がふつうだった私も、一度大病を患い、その後給料も減り始めてからは、「こんな生活を続けていては破滅する!」と思い、どうにかしてその習慣を変えたいと考えるようになっていました。
40代半ば頃に当時勤めていた零細企業(ベンチャー企業)を退職し、その後、次の人生のために調理専門学校に通いながらパートタイムの仕事をしていた時は、毎月の収入が10万円にも満たず、この現実に直面したときに、「絶対飲酒量を減らそう!(飲み代を減らそう!)」と強く決意しました。
専門学校は夜間部に通っていたので終了時間が夜10時ということもあり、飲みに行かないきっかけができました。


飲み歩き全盛の頃にはたくさんの飲み友がいたので、飲酒量を減らすことを私が決意して以降も飲みの誘いがたくさんありました。
でも、決意は固かったので、学校の授業を理由にして断ったり、また、学校卒業後は飲食の仕事に就いたので仕事を理由に断ったりしました。
いってみれば、かつてよく飲みに行っていた時間帯に強制的にやるべきことを入れたことで自らを飲みに行けなくさせたのです。
もし夜の時間帯がフリーだったならば、お金がそれほどなくても飲み友たちの誘いにすぐにのっていたかもしれません。
今でも酒は飲みますが、かつてに比べたら頻度も量も激減しました。

正社員の会社員時代は、勤め先のほとんどは週休二日で年間休日は120日以上ありました。
もちろん、休日出勤することもしばしばありましたが、会社の制度なので体は多い休みに慣れていました。
ところが、飲食の仕事に就いてからは土日働くことが多く、多忙な時期は定休日でも休めないことがあり、正直いって長年週休二日に慣れた身にはとてもきついものがありました。
今年5月に解雇された日本料理店には2年半勤務したのですが、その間は他の飲食の仕事にも就いていてダブルワークをしており、その時は仕事を終日休めるのは、ゴールデンウイーク、お盆、年末年始の休暇でそれぞれの仕事先の休みが重なった時だけでした。
ほぼ毎日仕事漬けという日常はなかなかしんどいものがありました。

長年の習慣は簡単には変えにくいことを私自身の事例で紹介しましたが、他人についてもいえることは例えばこういうことです。
ある会社で定年まで勤めてから退職し、その後は無職生活に入ったとしましょう。
生活設計は、過去の貯蓄(私財)と年金でやりくりすることを考えていたとします。
もらえる年金額は夫婦なのか独身なのかによっても変わると思いますが、仮に独身者だとして、大企業でそれなりの所得があったということもあり毎月25万円の受給が見込めるとします。
一方で、その人は現役時代に金回りがよかったので毎月40万円ほど支出していたとします。
はたして、この人は、退職直後から身の丈に合った収支での生活ができるでしょうか。
年金収入が25万円しかないから退職後は毎月20万円以内でやりくりしようと決意し即実行できるでしょうか。
もちろん、意思が固くそういうことができる人も世の中にはいるかもしれません。

ただ、これもまた私自身の経験を踏まえて言うのですが、おそらくは多くの人がなかなかできないでしょう。
かつて、長期の無職生活を何度か送ったことがありますが、会社を辞めた後しばらくは失業給付がもらえても、毎月実際に使っていたお金はその額をはるかに超えていました。
要するに、それまでの生活習慣を変えなかったからそれは当然の結果だったわけです。
つくづく思いますが、ほんと、長年の習慣は簡単には変えられないんですよね!
もし、あなたが今、何十年も同じ会社で働き、振り返ってみればその間同じような生活慣習を続けているのなら、その会社を辞めた後にそれを変えることはなかなかできないと思っていたほうがいいでしょう。
とはいえ、私のようにそれなりに対策をとることができれば変えることも可能なので、変えられないわけではないという思いを持つことも大切かもしれませんね。

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yoron at 19:30│Comments(0)仕事人の叫び 

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