仕事人なら、自分に降りかかりそうなリスクは常に想定しておこう長年の習慣は簡単には変えにくいが、変えられないわけではない

2020年09月19日

人生のどの時点でどんな判断・決断をするかはとても重要である

8ed76aa8.jpg
(仕事のある人生と仕事のない人生、どちらが好きですか?)
私の今の仕事人人生において、大きな影響を与えたのは、おそらく、20代の時に読んだある著名なキャリアコンサルタントが書いた本でした。
その人はこんなようなことを言っていたのです。
「終身雇用や年功序列が崩れていく時代環境にあって、定年まで大企業1社に勤め続ける仕事人人生はリスクが大きい。途中で転職をして他社の風土を経験し、より多くのノウハウやスキルを身につけておくべきでしょう」と。
要するに、1社に定年まで勤め続けてから退職後に再就職しようとしても無理なので、変化への対応力を身につける上でも、転職は経験しておいたほうがいいということだったのだと思います。

この著者の考え方に影響を受けた私は、30歳前後から転職を真剣に考え、大卒で最初に就職した東証一部上場の日系大企業(メーカー)が業績不振で希望退職を募ったタイミングで最初の転職をしました。
最初の時はいろんなことを考えて本当に悩みました。
今後も続く長い仕事人人生、ここで辞めるのは得なのか損なのかと。
ただ、転職も2回目、3回目と続けていくうちに、自分の判断・決断は間違っていなかったと確信するようになりました。
だって、やりたいこと(仕事)があった場合、同じ環境の中ではその実現が難しかったら願望だけで終わってしまうではないですか。
やりたいこともできずに悶々としながらの仕事人人生を送り続けるか、それとも思い切って飛び出し違う環境でやりたいことに挑戦するのか、まさの判断の分かれ目です。


ある人は言いました。
「バカだなぁお前、最初に勤めていた会社は優良企業だったし、定年まで勤めていれば、資産形成や定年後の年金なども恵まれていただろうに」と。
たしかに、そうだったかもしれません。
ずっと同じ会社に勤め続け、定年後も再雇用制度を利用して給料が大幅ダウンしてもとどまり続けている人の中にはそのような考え方をする人もいるでしょう。
それはそれでその人の考え方だからいいと思います。
ただし、そういう人生を歩んでいる(歩んだ)人が幸せを感じているのかといえば、それはちょっと疑問です。

私の周囲には、誰もが知っているような有名な大企業で働き続け、定年後は個人資産と年金を頼りに無職暮らしをしている人が何人かいます。
そういう人の中にはSNSでつながっている人もいるので、日々どんな生活をしているかを垣間見ることができるのですが、現役仕事人の私からするとあまり楽しそうに見えないんですよね。
仕事をしていないからフリーな時間だけはたっぷりあり、毎日散歩していたり、たまに旅行したり、美味しいものを食べたり、趣味にある程度の時間を費やしたり、国政や世の中の出来事について自分の考えを述べたり、そんなことの繰り返しです。
それを本人が望んでいた定年後の生活なのであれば、もちろん構わないのですけれど。

やりがいとか生きがいといった言葉がありますが、いろんな仕事を経験してきた私からすると、自分の人生から一切仕事を排除した人生って考えにくいんですよね。
かつて、1年前後の無職生活を3回経験したことがありますが、正直いって、日常生活にはりがなく退屈でした。
それに、生産性がなく社会貢献もしていない自分が惨めに思えました。
高齢になるとなかなか仕事に就けない現実もあるかもしれませんが、何でもいいから仕事だけは多少なりともやっている人生を送りたいというのが私の願いです。
あなたは、死がやってくるまでどんな人生を送りたいと思っていますか?

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ>

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 05:50│Comments(0)仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
仕事人なら、自分に降りかかりそうなリスクは常に想定しておこう長年の習慣は簡単には変えにくいが、変えられないわけではない