最前線の現場の実態を知らずして理想論ばかり語っても意味はない実務ができないくせにかっこいいことを言うのはよそう

2020年05月17日

とにかく“わかりやすく”、そして、相手が“わかってくれたか”確認することが大事

両津勘吉像1(亀有)
(私がブログで書いていること、理解できますか?)
若い頃、ビジネス書を読みまくって新しい知識を得るのが楽しく、そして、そこで得た知識を他人の前で披露するのをとても楽しみにしていまいした。
誰かとビジネス談義をする際には、会話の最中に新しい言葉を散りばめては、「どうだ、私は聡明な(能力のある)人間だろう」と内心自己満足していました。
しかし、長年仕事の現場に身を置き、いろんな会社、職場、仕事を経験してくると、仕事でもっとも大事なことは、誰かに何かを話す時、とにかく“わかりやすく”、そして、相手が“わかってくれたか”確認することだということがよーくわかりました。

話し方がうまいへたは、それまで受けた教育や身を置いた環境などに影響を受けるので人それぞれ違いがあるのはしかたがありませんが、何とか自分の意思を伝えようと、自分なりに工夫してわかりやすく伝える努力はできるはずです。
例えば、私が現在身を置く料理人の世界は、学歴が低く口下手な人も多いのですが、親方が弟子に何かを伝える時には、「いいか、これをやる時はこうするんだ、よく見ておけ!」と怒鳴りながら教え込んだりします。
親方は口ではうまく言えないから実際に自分の行動を見せることで教えているわけです。
つまり、親方なりに“わかりすさ”を意識しているのです。


私のブログの記事は、文章力のなさから長ったらしくわかりづらいと感じている人も多いと思いますが、書いている本人(私)は、できるだけわかりやすく書いているつもりではあります。
実は、「長ったらしくわかりづらい」という表現を、最初は“冗長的”と書いたのですが、自分でこんな記事を書いているそばからこういう言葉を使っては読み手が難しく感じるかもしれないと思い表現を改めました(笑)。
十数年このブログを続けていますが、毎回、文章を書くのってなかなか難しいな、それも不特定多数の人に理解できる文章を書くというのは、と思っています。
仕事で何十年も文書作成ばかりしてきた人間なんですけどね、管理部門の仕事が長いので。

若い頃、ビジネス書を読みまくっていたと言いましたが、自分で言うのも何ですが、よく勉強する人って、いわゆる“意識高い系”が多いんですよね。
「自分は他の人とは違うんだ、よく勉強しているし、物事をよく理解しているし、努力もしていない人と一緒にしてほしくないね」みたいな。
特に、そこそこ有名な大学の出身者だとか、そこそこ有名な勤務先で働いている人とか、そういった人には往々にしていそうな、、、個人的にはそんな印象を持っているのですが、差別的でしょうか。
まっ、そんなことは二次的なことでどうでもよく、今回の記事で言いたかったのは、繰り返しになりますが、仕事においては(仕事にかぎりませんが)、とにかく“わかりやすく”、そして、相手が“わかってくれたか”確認することが大事なので、それを常に心がけましょう、ということですかね。

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yoron at 07:53│Comments(0)仕事人の叫び 

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