仕事上で付き合うなら、行動力のある人、キーマンを選べ有望ビジネス情報なるものは鵜呑みにしないほうがよい

2020年04月28日

ベテラン仕事人ほど、会社(組織)の看板なしで勝負してみるべし

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(あなたの今の仕事は会社の看板がなくてもできますか?)
かつて人材系のベンチャー企業で働いていた頃、仕事人人生で初めて本格的な営業の仕事を経験したことがありました。
その会社勤務以前に、私は大学卒業後何度か転職をしていましたが、勤務先はそこそこの大手企業で管理部門の仕事ばかりでした。
だから、起業したばかりで名もない会社で、しかも人生初の営業の仕事を会社(組織)の看板の恩恵もほとんどない状態でやったもんだからかなり大変でした。
大手企業の管理部門勤務時代に、名もない会社の営業担当者が飛び込みで訪問してくると即座にお引き取りいただいていましたが(いわゆる門前払い)、それを今度は自らされる立場になったわけです。

いやぁ、初めてそういう経験をするとほんと落ち込みましたね。
担当者にうまく会えても、それなりにこちらが自信を持って作成したプレゼン資料にはほとんど関心を持ってもらえず、「必要があればこちらから連絡するから」という程度の言い方をされると、営業する(仕事をとる)ことの大変さをつくづく感じたものです。
それに、大企業なんか行くと、仕事人経験の少ない若い担当者が偉そうな態度で、しかも大した考えもないのに「お宅の提案はほとんど役に立たないね」なんて見下した言い方をされたこともあり、内心ムッとしたものです。
と同時に、自分自身が大企業勤務時代は感じなかったことですが、社外から大企業相手にアプローチするのはとても難易度が高いことを感じました。
それこそ、人脈がないと商談さえさせてもらえないガードの硬さというか。


しかし、会社(組織)の看板なしで勝負してみてわかったことでもありますが、ビジネスの世界というには、ちゃんと相手(顧客)のニーズを理解し、それをうまく満たす提案ができれば受け入れてもらえることもあるということがわかりました。
提案を受ける側を経験してみるとわかるのですが、「おお、この人は我が社の問題をよく理解しているし、今私がまさに望んでいる事柄を提案してくれている」と思った瞬間に相手への信頼感がぐっと高まるものです。
へたな営業がおかしがちな失敗が、紋切り型のセールストークをすることにあります。
「御社が現在抱えている問題や課題をお聞かせいただいた上で・・・」などと切り出されると時間の無駄だと感じますが、事前に相手のことを調べ上げ、「御社が現在抱えていると思われるこのような問題・課題について弊社の提案は・・・」と切り出せば身を乗り出して聞く姿勢にもなろうというものです。

私は今の仕事(飲食)について約5年になりますが、この間一切仕事の名刺を持ったことがありません。
飲食の仕事で名刺を持っているのは、飲食店であれば店長とか板長とかそういった責任者ぐらいなもんでしょう。
でも、名刺はなくてもこの世界は腕がものを言う世界なので、腕があればどこからともなく声がかかったりします。
会社(組織)の看板なしで勝負するというのはこれに近いものがあります。
つまり、自分の努力によって本当の実力を身につけていくということです。
そして、そうやって身についた実力は活躍する場を増やしてくれるでしょう。
あなたも会社(組織)の看板の効力がない世界で勝負する経験をしてみませんか?

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yoron at 11:52│Comments(0)仕事人の叫び 

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