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2020年04月19日

業績悪化が予想される会社の内部で今進行している出来事

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(自分の勤務先の業績が悪化しそうな場合、社内ではこんな動きが既に進行しています)
以前の記事で、今回の新型コロナウィルス騒動はさらに大問題になる深刻な経済危機を招くということを書きました。
そして、それは業績不振に陥る企業のリストラ実施につながるということも書きました。
この程度の情報はメディアやネット情報を読めばわかるので、現場で仕事している人たちは戦々恐々としながらもとりあえず目の前(担当)の仕事に取り組んでいることでしょう。
会社の施策に基づき自宅勤務でテレワークをしている人も多いと思います。
ただ、会社というところは合理的な判断・決定をし合理性のある行動、つまり“利益重視=自社の生き残り”を念頭に置いた動きをするのがふつうです。

ですから、当然のことながら、現在業績悪化を予想している会社の多くは、大中小の規模を問わず、リストラ策の検討・策定に取り掛かっているはずで、それがまだ実行の段階の移っていない会社は経営トップを始めとした経営陣、他関係部署(経営企画、経理、人事等)のみの少数関係者間のみで詰めていると思います。
例えば、赤字に陥る事業をどうするか、その事業に関わっている従業員をどうするか、今後の売上・利益減少に伴う余剰人員はどの程度か、人員削減をする場合はどういうやり方で誰を対象者にするか、等々。
もちろん、こういった極秘の内容は極秘裏に進められ、資料類には極秘扱いのハンコなどが押され、資料に修正が入る場合は修正前の資料はすぐ廃棄されます。


末端の従業員や立場的になかなか情報が得にくい人は、自分に降りかかるであろう事柄を知りたいので社内のネットワークを使って何とか情報を得ようとします。
こういう際に気をつけなければならないのは、根拠のない噂話などがよく出回ることです。
例えば、誰がどこで聞きつけたか、「50歳以上の人は全員解雇されるらしいね」というような情報が一人歩きしてしまい、それが人づてに拡散されて社内の動揺になるとか。
ただし、真実は、「50歳以上の従業員の中から解雇対象者を選定する」ということはあるかもしれません。
大企業である程度の含み資産があって多少余裕のあるところなら、一定の年齢基準を設け希望退職を募るところは多いと思います。
幸か不幸か、私は過去の仕事人人生において、経営企画やら秘書やら人事やらの仕事に関わり、業績悪化の際の企業がとる行動を間近で見たり、その行動を仕掛ける側の仕事をしてきたので、業績悪化が予想される会社の内部で今進行しているであろう出来事がわかるのです。

正直、リストラ策の概要を企画している段階では経営者以外は他人事の感覚なのですが、実際に誰それを解雇対象者にすると氏名がリストアップされてくると悲壮感を感じてきます。
中には、有能だと目されていた人でさえ対象者になっていることもあり、「えー、あの人も!」と驚いてしまうこともあります。
私は過去の勤務先では三社において希望退職を経験しました。
どの会社においても社内の動揺、リストラ実施直後の沈滞ムードというのは避けられませんでした。
私はこんな感じで会社が業績悪化時にどんな行動をとるか身をもって経験してきたので心の準備は日頃からできていますが、初めて経験する人はおそらく心がかなり動揺するでしょうね。
今回は、辛い内容ではありますが今後の参考になればと思い記事を書かせていただきました。

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yoron at 06:59│Comments(0)仕事人の叫び 

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