他人の仕事を軽く見てはいけない。その人だからこそその仕事が務まっているのだ。「今がチャンス!」と考えている野心家もいるだろう

2020年04月04日

評価者の評価を気にして仕事をするか、自分が納得できる仕事をするか

新橋裏通り1
(最近、自分の仕事の評価に対する不平不満や愚痴が増えていませんか?)
これまで10数回の転職をし、いろんな会社(組織)の仕事を経験してきましたが、その経験からつくづく感じるのは、“自分に対する他人からの評価と自分自身による評価には差がある”ということです。
自分では頑張って成果を出したつもりでいて評価者の高い評価をもらえるだろうと思っていたら、実際の評価は期待以下だった、あるいはかなり悪かったなんてこともあったりするのが現実です。
また、自分より仕事をしていないし実績も出せていないと思っていた同僚が自分よりも高い評価をもらっていて愕然としたというか、腹立たしく思ったなんてこともよくありがちです。
飲み屋では勤め人たちの会社や上司批判の話題がよく酒の肴になりますが、その中でも人事評価ネタはボルテージが上がりがちです。

ただ、私は何度も転職をして組織の理不尽さというか、他人の思いと自分の思いのギャップというのを散々味わってきたので、最近は、どんな仕事をしても、ちょっときれいごとのような言い方かもしれませんが、評価者の評価は気にせず自分が納得できればいいと考えながら仕事をしています。
成果を出すために頑張るのは純粋に素晴らしいことなのですが、「頑張ったら必ず(自分が思っている)正当な評価をしてもらえるはず」という思い込みがあると、それは時として思い通りにいかなかった際に大いなる不満になり、ストレスになり、会社(組織)や上司あるいは同僚の批判へとつながっていきます。
だから、他人の評価が下されるものについては、『人事を尽くして天命を待つ』ぐらいのスタンスでいるとちょうどいいかなと個人的には思います。


それに、私自身の仕事人経験を踏まえて言うのですが、直接の評価者からはそれほど評価されなくても、あなたの仕事ぶりを見ていた人、あなたの仕事の成果の恩恵を受けていた人からは高く評価してもらえるということはあるもんなんです。
そして、もしかしたら、あなたが仕事人人生を続けていく中においては、それがプラスに働くことも十分ありえます。
私自身の例で言えば、会社を辞めて無職生活を送っていた頃に「仕事を手伝ってくれないか」声を掛けてもらい新しい仕事に就いたということもありました。
そういった経験もあったのと、自分の精神面での健康を意識し、先程言ったように自分が納得できる仕事をするという生き方をしているわけです。

誰かと一緒に仕事をする環境においては、他人から評価を受けるのはしかたがありません。
一人で完結する仕事をしていても、成果物はそれを受け取るお客さん(利用者)によって評価され、それはすなわちあなた自身の評価となります。
誰かしら評価者がいるかぎりは評価を受けるのは当然だとしても、評価者の顔色を伺うようにいちいち評価者の評価を気にして仕事をするのか自分が納得できる仕事をしてあとは評価者がどんな評価を下そうがそれを受け止めるだけという姿勢で仕事をするのか、の選択は自分次第です。
さて、今のあなたはどちらの考え方、姿勢で仕事をしていますか?

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yoron at 19:27│Comments(0)仕事人の叫び 

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他人の仕事を軽く見てはいけない。その人だからこそその仕事が務まっているのだ。「今がチャンス!」と考えている野心家もいるだろう