他人の生き方を否定するのはやめよう、人間関係を悪くするだけだべき論、批判ばかりの人は、「じゃ、お前やってみろ」という言葉を恐れる

2019年10月27日

転職者からはいいところを学べ、批判はするな

新宿のとある通り
(職場の転職者とうまく付き合えていますか?)
私の仕事人人生において転職回数はかれこれ13回になりましたが、私にかぎらず今や転職は当たり前の時代です。
かつては、転職なんていうと裏切り者だとか、ダメな人間だとかどちらかといえば悪いイメージがなきにしもあらずでしたが、今は逆に転職もできない人間はそれこそ能力のない人間といったイメージまであり、時代とともに転職に対する評価がずいぶん変わってきた感があります。
ある本で読んだのですが、欧米社会では一人の仕事人の人生における転職は7、8回ぐらいが普通なんだとか。
転職の回数はともかく、私自身の経験を踏まえて転職の良い面をいえば、やっぱり、いろんな視点で物事を見れるということが一番大きいですね。

自分の職場に転職者がやってきた場合、転職者とうまく付き合える人とそうでない人がいます。
うまく付き合えない人のほうの特徴を先に述べると、何かにつけ、「新しく入ってきた人は仕事ができない」とか「新しく入ってきた人はうちのやり方を知らない」とかすぐ批判します。
でもね、転職者がいきなりは仕事ができない、会社のやり方を知らないのは当たり前じゃないですか。
自分自身が今の会社に入社した時のことを思い出してみて下さい。
2、3年ぐらいですぐに会社(の仕事)に慣れ社内人脈もでき仕事も思い通りにできましたか?
絶対にそんなことはないはずです。
何年も何十年もいたからこそ多くの仕事に慣れ、多くの情報が得られ、多くの人脈ができてやっと今があるのだと思います。


勘違いしないで下さい。
今は自分を仕事ができる人間だと思っているあなたが他社に転職したら、今度はあなた自身が転職先で同じ見方をされるのです。
転職先の職場の人は言うでしょう。
「あなたはこんなことすらできないんですか?」、「何年、何十年仕事人の経験があってもまともな仕事一つできないんですね」と。
その時、きっとあなたは内心ではこう思うでしょう。
「バカヤロー、何言ってるんだ!。転職してきて会社(仕事)のことをよく知らないのにいきなり成果なんか出せるもんか」と。
大企業で経理の実務全般を経験していても、中小零細企業の経理を一人でやれと言われてすぐに回せる人はそうそういないのが現実です。

私自身の経験も踏まえていうと、転職者とうまく付き合っている人の特徴は、転職者を批判するのではなく、「この人から何か学べるところはないだろうか」という視点でとにかくその人のいいところを見つけようとする姿勢があることです。
以前、2017年3月11日付の記事でこんなことを書いたことがあります。
大企業勤務時代、中小企業からの転職者に「世間知らず」と言われた意味
そういう人は、謙虚に自分自身のほうがむしろ世の中のことをあまりわかっていないという認識を持っているので、転職者から自分の知らない世界のことを積極的に聞き出そう(学ぼう)とします。
私が大学を卒業して最初に入社した大企業時代、同じ部署に中小の広告会社から転職してきた中年の同僚がいたのですが、当時この人と仕事帰りによく飲みにいっては広告業界のことをいろいろ教えてもらい、それが私の仕事人人生で大いに役立ちました。

相手を批判するだけでいいところを見つけようとしなければ何も得られないし、会社側が転職者を受け入れるメリットもありません。
むしろ、批判だけしている人たちがいるせいで会社側は損失を被っているのです。
私は現在、朝と夜に別々の勤務先でパートタイムとして働いていますが、朝の勤務先は私を快く受け入れてくれそれなりに評価してくれるので(上司にも同僚にも恵まれている)、私はこれまでの仕事人人生で得たノウハウ・スキルを大いに生かして職場に足りないものをどんどん提供しています。
例えば、新人がすぐに仕事を覚えられるように仕事のマニュアルを作成したり、仕事の効率化のためにルールを作ったりとか。
一方、夜の勤務先のほうは上司や同僚が私を批判するばかり(ほめるということを一切しない職場の雰囲気)なので、私の中では「この仕事はこうしたほうが効率的なのにな」という思いがあったにしても一切口にしません。
これだけ受け入れ側の態度が違うと仕事人のモチベーションがどうなるかということが、我が身をもってよくわかります。

私の朝の勤務先の同僚にかつて専門学校の教員だったという中高年の女性がいます。
担当はビジネスマナーの教育だったそうです。
この人は今の仕事は初めての経験ということで最初の頃は仕事があまりにも遅く、こちらとしては内心イライラすることが多かったのは否めません。
でも、ある時気付いたんです。
この人は仕事上の作業は遅くても、お客さんへの対応は上手だったのです。
それこそ私にはできないような丁寧な対応をしていたのです。
恥ずかしながら、この時に初めて、「あー、さすがに長年ビジネスマナーを教えてきただけはあるな」とこの人の能力を認めました。

人にはそれぞれその人なりのいい面(強い面)、悪い面(弱い面)があります。
どこを見るかによって人の印象は変わります。
仕事人の場合は誰にでも経験を通して培ったノウハウやスキルがあるものです。
本当にできる仕事人ならば、転職者を安易に批判することはせず、何とかいいところを見つけて学ぼうとするでしょうし、相手のいい面を引き出して(支援して)自社(自分の職場)に貢献させようと努力するような気がします。
あなたもそんな姿勢というか考えで転職者に接してみてはいかがでしょうか?

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ

<br><br clear=
yoron at 07:34│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
他人の生き方を否定するのはやめよう、人間関係を悪くするだけだべき論、批判ばかりの人は、「じゃ、お前やってみろ」という言葉を恐れる