『職業に貴賎なし』の意味は、年とってからのほうがよくわかる転職者からはいいところを学べ、批判はするな

2019年10月26日

他人の生き方を否定するのはやめよう、人間関係を悪くするだけだ

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(他人の生き方を否定したくなるあなたの気持ちに潜んでいるものは何ですか?)
「お前はそんないい加減な生き方をしているからダメなんだ」と誰かに言われたら、あなたは相手に対しどんな感情を抱きますか?
口には出さなくても、「私がどんな生き方をしようが私の勝手(自由)じゃないか!」と反発するのではないでしょうか。
えてして、こういう言い方をする人は、目の前の相手を見下している場合が多いものです。
つまり、自分のほうが立場が上だとか、年上だとか、人生経験が豊富だとか、優れているとか、そういうふうに思っているものだから、「私の考え方は正しい」、「私の言う通りにすれば間違いない」と思い込んでいるわけです。

しかし、人間というのは、本来は生まれた時から一個人として権利を持っておりその権利は周囲から認められてしかるべきものです。
権利とはその人らしく生きる権利です。
そりゃ、子供の頃やまだ一人で生活できず自立できていない間は親や大人たちの保護、支援が必要でしょう。
だからといって、それは親や大人が子供や自立できていない人を見下し、強権的に扱っていいということになりません。
親や大人は子供や自立できていない人を温かく見守り、社会に適応できる人間に育てていくのが役目なのです。


こんなきれいごと言っている私ですが、実は恥ずかしながら自分ではなかなか実践できていません。
私には弟がいるのですが、その弟は大学卒業後一度も正社員として働いた経験がなく、50代に至る今日までずっとフリーターのままです。
そして、子供の頃から身の回りの整理整頓がへたで、一人暮らしの彼の部屋に遊び行くと散らかり放題の風景を見て愕然としてしまいます。
そんな彼の生き方を見るとついイラッとしてしまい(私の生き方とあまりにも対照的だから)、「お前なぁ、そんな生き方していると将来(老後)大変な目に遭うぞ!」と説教してしまいます。
そう言われると、弟は内心ムッとするのでしょう。
「あーあ、また兄貴がくだらんことを言っているよ」、「余計なお世話だ!」という表情で適当に聞き流します。

冒頭でも言ったように、私自身も他人から同じことを言われたら弟と同じ素振りをするでしょう。
私も頭の中ではそのことを十分わかっているんです。
だから、最近は極力そういった言い方をしないように意識をしているつもりです。
他人の生き方を否定する言動をするのは、ぶっちゃけ、自分自身が人間として未熟だからなんですよね。
何かしら自分の中にストレスや不満を抱えているから、それを他人にぶつけてしまうのです。
それが強い口調になればなるほど相手の強い反感を買うだけです。
結局のところ、“他人の生き方を否定するのはやめたほうがいい、人間関係を悪くするだけだから”ということですかね。

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yoron at 07:45│Comments(0)仕事人の叫び 

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