会社のための大胆な決断は非情なのか温情なのか、それは立場で変わる上司の言動を見て、「あー、サラリーマンだなぁ」と思う瞬間

2019年09月25日

上に立つ(権力を持つ)者が心に留め置くべきことは、立場だけでも下の者や弱い者を委縮させるということ

東京オペラシティ4
(あなたの今の立場、相手を委縮させてしまっていませんか?)
世の中には、自分より立場が上であっても、また相手が強かろうと、堂々と立ち向かったり、勇敢に戦いを挑むような人も稀にいるものですが、それは映画やTVドラマの世界では面白いストーリーではあっても、現実の世界となると圧倒的多数派は、基本的には立場が上の人や強い相手には従うものです。
中には面従腹背の人もいるかもしれませんが、それだって表面上は従っているわけです。
いやいや、スポーツ選手は違うじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、スポーツの場合はあるルールのもとで競って勝敗が決まるものなので、仕事人同士の付き合いだとか上下関係の組織の中での人間関係とは別ものだと考えたほうがいいでしょう。

風通しの良い組織だとか、言いたいことが言いやすい人間関係というのはあるとは思いますが、根本的なところではそれにも限界があるような気がします。
社長が「我が社は何でも自由にものが言える社風なので、上下関係にこだわらず言いたいことはどんどん言って下さい」と言ってみたところで、社長に面と向かってたてつき、社長方針に反対するような人に対してはさすがにいくら度量の大きい社長であっても頃合いをみて釘を刺すでしょう。
我慢の限界にきたら、「私の方針に従えないなら辞めて下さい」ぐらいは言うでしょうね。
それはある意味当然の成り行きです。


組織にはトップダウンとボトムアップの両面がありますが、現場情報などはボトムアップが大事ではあっても方針の決定や伝達はあくまでもトップダウンが原則だからです。
現場が会社の方針を決めるなんて話は聞いたことがありませんよね?
ネットが発達する前は組織内での重要事項の伝達はそれこそ人づてだったので、方針などは上から下に順次伝わってくる流れがありました。
しかし、今の時代環境においてはトップが自ら組織内ネットで全社員向けに方針を伝達できるので、かつてに比べれば組織内の上下関係がかなりフラットになっている傾向はあります。
それでも今でも中間管理職などの役割があるのはそれが重要だからでしょう。
そして、その役割が重要であるだけにその地位に就く人は他の人より立場が上である種の権力を持つのです。

昨今は仕事面においては能力主義が当たり前になっているので、部下よりも上司が年少というのはよくあります。
私がかつて勤めたいくつかの会社ではトップや職場の責任者が私より年少でした。
やや不遜なもの言いになるかもしれませんが、トップや上司であっても私から見れば頼りなく感じたこともありました。
特に私がその分野に詳しい場合は、「何だよ、この人はこんなことも知らないのか」と内心バカにしたこともあります。
でも、相手のほうが立場が上で権力も持っている以上、その立場、権力の前では私も本音とは違うことをよく言ったものです。
なぜかといえば、それは私が委縮していたからです。
相手が私のとった言動が気に入らず、「お前は一体何を考えているんだ!」と詰め寄ってこようものなら、「申し訳ございません」と不本意ながら謝ったりしていました。

これまで、仕事の現場で、上に立つ(権力を持つ)者が下の者や弱い者を追い込むような言動をする場面をよく見てきましたが、そういう場面を見ていつも思ったのは、「権力を振りかざして(有利な立場を利用して)相手を追い詰めてどうすんだよ。それじゃ、相手は言いたいことをろくに言えず、結局相手の不満が募るだけだよ。言いたいことがあるなら言え、なんてあなたが言ったら相手はなおさら委縮して言わなくなるだけさ」ということでした。
たしかに仕事ではコミュニケーションが大事だし、言いたいことを言葉にして相手に伝えることはとても大事です。
ただ、上に立つ(権力を持つ)者は、“立場だけでも下の者や弱い者を委縮させるということ”を心に留め置くべきでしょう。
それができる人ならば、お互いの間に良好なコミュニケーションが成り立つような気がします。

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yoron at 15:46│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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