どんな生き方をしようが本人の自由だけど、“嫌な人(やつ)”と思われたら損することが多いかも本音では「自分のやりたい仕事がわからない」人は、ちょっとでも興味がわいた仕事をあれこれ経験してみるといい

2019年06月16日

普段は冷静な人でも、プレッシャーをかけられるとミスや手抜きをする。これが不正体質の温床になるのだ。

六本木ヒルズ
(あなたが、仕事でミスをしたり手抜きをするのはどんな状況下の時ですか?)
以前、というかかなり前から、名だたる企業によるデータ改ざんの問題等がメディアの話題になることがしばしばありました。
まったく仕事の現場を経験したことがない人や無知な人、あるいは自社ではこれまで大した不正問題が発生したことのない勤め先に勤務している人の中には、「えー、あんなにしっかりしていそうな会社でも組織ぐるみでそんな不正をしていたのか!」と驚いた人も多いのではないでしょうか。
しかし、組織でそれなりに長く働いた経験のある人ならきっと薄々感じている(わかっている)はずですが、安定して仕事が回っている環境で普段は冷静に対応している人でも、何らかの事情でプレッシャーをかけられることがあると、その人らしくないミスをしたり、手抜きをすることがあるものです。
私はね、冒頭で取り上げた問題の根底にあるのは、この組織内でのプレッシャーではないかと思うのです。
一時期よく話題になっていた“そんたく”というのも、このプレッシャーからくるものだと思っています。

私は、現在ある飲食店の厨房でパートタイムの仕事をしているのですが、そこは精神論バリバリの世界で、毎日、「早くやれ!」とか、「何時までに仕事を終わらせろ!」とか怒鳴って威圧しながらプレッシャーをかけてきます。
こういう環境下では、私を含め立場の弱いスタッフは委縮し、時には上の人の目を盗んで手抜きをしたりします。
そうしないと時間通りに終わらすことができないからです。
その結果、例えば、プレッシャーをかけられない時は丁寧な仕事をしていい品質に仕上げていたのに、プレッシャーで手抜きをしてしまった仕事での品質は劣ったものになってしまいます。
また、急がされることによって思わぬミスをしてしまい、そのミスを取り返すために余計な時間がかかってしまったりします。
これは本人の能力うんぬんの問題ではなく、ごく自然なことです。


本来、上に立って指示命令を出す人ほどこういうことを理解していなければなりません。
一旦不正が大きな問題として取り上げられると、よく取られがちな対策が、監視体制を強化し、検査項目を増やし、それを運用するために人員を配置するといったものです。
しかし、品質管理などの仕事を経験した人なら実感できると思いますが、こういうふうに仕組みを複雑にすると余計な仕事が増えるだけで、今度は成果を出すまでのスピードが遅くなり、同時にコストアップになるだけです。
そうならないためには、一言でいうなら、事業のやり方を変えるような抜本的な対策が必要になります。
やり方を従来のままにしておいて小手先だけで何とかしようというのは、屋上屋を重ねるようなものです。
私の現在の仕事でいえば、スタッフの仕事を早く終わらせるようにするには、例えば、手作業に頼っていたもので機械に置き換えられるものは極力置き換えるとか、不要な作業があればそれを取り除くとか、それぞれのスタッフに能力差があるのであればそれぞれの担当を変えるとか、それこそ権限を持った人が熟考した上で対策を打つべきなのです。

仕事人は適度なプレッシャーがあるといい仕事をするという話を聞くこともありますが、それとて程度問題がありますし、どういうふうなプレッシャーなのかというかけられ方の問題もあります。
プレッシャーに対する耐性は個人差がありますが、ただ、人間はプレッシャーには弱い生き物のような気がします。
私はもともと精神面も肉体面も弱い人間なので、これまでの仕事人人生においてプレッシャーによって生じたストレスによって何度か潰瘍を患いました。
このように、プレッシャーは最悪の場合、個人の健康まで害してしまうものなのです。
上司(会社)から白いものを黒と言えと強要されたり、環境からみてどうやっても達成できない目標の達成を迫られたり、お客さんから無茶な要求をされたりと、とにかく仕事の現場ではプレッシャーのかかる出来事が日々起きます。
あなたも今、まさにそのプレッシャーと戦っていませんか?

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yoron at 06:59│Comments(0)

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