“古い考え方”というのは、年取った人の考え方ではなく、状況変化に対応できる柔軟性のない考え方のことである普段は冷静な人でも、プレッシャーをかけられるとミスや手抜きをする。これが不正体質の温床になるのだ。

2019年06月15日

どんな生き方をしようが本人の自由だけど、“嫌な人(やつ)”と思われたら損することが多いかも

『庚申酒場』(庚申塚)ヤカン
(周囲の人から“嫌な人(やつ)”と思われていませんか?、あなたの周囲に“嫌な人(やつ)”と思う人はいますか?)
50数年生きてきた中で、ふとこんなことを思うことがあります。
周囲から“嫌な人(やつ)”と思われた人って、人生、いろんな面で損しているよなぁと。
わざわざ言う必要もないのに憎まれ口ばかり叩いて相手に嫌われる人とか、自分では何もしないのに他人の批判(悪口)ばかり言っている人とか、強い立場を利用してひたすら弱い者いじめばかりしている人とか、表面的には善人面していながら裏では悪い企みをもって動いている人とか、平気で嘘をつきまくる人とか、プライドが高く自分は頭がいいと思い込んで周囲を見下す人(自分が言っていることを理解できない人はバカだと決め付ける人)、挙げればきりがありませんが、こういったタイプの人はえてして周囲から嫌な人(やつ)とみられがちです。
特に、仕事人の世界は利害関係が絡む世界なので、不思議とこういうタイプの人に遭遇する確率が高いような気がしています。

かつて勤めた会社にもこんな人たちがいました。
若い頃、相手はかなりの年輩で会社では出世できず定年を待つのみのような人でしたが、私がその人のもとへお願いの用事ごとで出向くと、自分が会社でいかに不当な評価をされているかとか、お前は俺様へのお願いのし方がきちんとできていないとか、何かにつけ上から目線でかつ長々と話をする人でした。
また、私の上司だった人の中には、資料の作り方について私に直接微に入り細に入り指示しておきながら、できあがった資料がその上司の上司から気に入らないと言われると、「いやぁ、彼にはちゃんと資料を作るように指示してあったんですが、私が指示したようには作ってくれなかったみたいで」などと言い訳というか、部下に責任転嫁する人もいました。
他には、転職してきて1年か2年ぐらいで退職していった元同僚は、送別会の際、ある同僚から「この会社でのいい思い出は?」と聞かれて、「何もなかったね。本当につまらない、自分が成長できない最低の会社だったな」と吐き捨てるように言い周囲をシラケさせていました。

自分の人生は自分で決めるものなので、仕事とプライベートはまったく別だと切り離し(割り切り)、仕事の間は徹底して嫌われ役を演じるのもありかもしれません。
あるいは、「どうせ私は嫌われ者、他人がどう思おうが勝手に生きるだけさ」とマイウェイを貫くのもいいでしょう。
ただ、私は、世の中で生きていくには、どうしても他人との関りは避けられず、その関わり方が良好であればあるほど幸福度が高まると確信している人間なので、誰にでもいい顔をするような八方美人になれという意味ではなく、せめて周囲から“嫌な人(やつ)”と思われないような言動をするほうが何かと得をすることが多いと思っているんです。
もちろん、人によってはあなたを“嫌な人(やつ)”と思う人もいるでしょうが、ふつうの人ならバランスがとれているので、逆にあなたに好感を持ってくれる人もいるものです。
私が言いたいのは、そのバランスが著しく崩れ、周囲の誰からも“嫌な人(やつ)”とみなされてしまったら、人生はかなり辛いし、自分自身が生きづらさを感じるはず、ということでしょうかね。

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yoron at 07:10│Comments(0)仕事人の叫び 

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“古い考え方”というのは、年取った人の考え方ではなく、状況変化に対応できる柔軟性のない考え方のことである普段は冷静な人でも、プレッシャーをかけられるとミスや手抜きをする。これが不正体質の温床になるのだ。