“考えているだけ”ではダメ、動く習慣を身につけよう頑張れば頑張るほど足を引っ張ろうとする人が現れる、それが世の常

2019年03月11日

本気の提案なら、まずは相手のニーズをしっかり把握した上で詳細を伝えること

『ワイン試飲会』(田町)ワインの列
(ちょっとちょっと、その提案のし方大丈夫ですか?)
私は現在の仕事(飲食業界)に就いてかれこれ4、5年ほどになりますが、人材不足が深刻な業界ゆえか、私みたいな50代半ばの素人業界人のところへも求人の話が持ち込まれることがしばしばあります。
それ自体はありがたいことではあるのですが、ただ、その話を持ってくる人が漠然とした内容で提案してくるのがとても残念なのです。
例えば、こんな感じです。
友人が自分の行きつけのお店で飲んでいる席で、店主からいい人材がいたら紹介してほしいと頼まれ軽い気持ちで引き受けたとします。
その後、彼は素面の時に自分の人間関係の中から飲食の仕事に就いている人を思い浮かべます。
その時に私の顔が浮かび声を掛けてみるかと思うわけです。

もしその友人からの提案を私がのんで店主と面談し採用となれば友人は嬉しいでしょう。
店主からは感謝され場合によってはその後店主から何かとサービスしてもらえたりするかもしれません。
私も自分がやりたかった仕事なのであればその友人に感謝したでしょう。
こんなにうまく話がまとまれば、まさに誰にとってもWin-Winの関係というわけです。
ところが、私の過去の体験談をもとにいえば、残念ながら友人・知人経由で持ち込まれた求人系の話はまったく興味のないものばかりでした。
なぜか?
それは提案してくる内容が私のニーズに合わないものばかりだったからです。
しかも、提案の内容が漠然としていて曖昧なものばかりだったからです。


例えば、こんな感じです。(※→は、私の受け止め方)
「イタリアンのお店で人を欲しがっているんだけど、お前興味ないか?」
→私の日頃の言動を知れば私が和食にしか興味がないのはわかるはず。
「友人のお店で人を探しているんだけどどう?」
→何のお店?、何の仕事をするの?、場所は?、求人の条件は?
「後継ぎがいなくて困っているお店がある、お前お店やりたくないか?」
→何のお店?、そのお店の現在の経営状況は?、どういう条件でお店を譲渡するの?
「いい場所に居抜きの賃貸物件が出たよ、取得費は1,000万円ぐらいらしいけどどうかな?」
→私の日頃の言動を知ればお金に困っている生活を送っていることがわかるでしょうに。

つまり、私に提案してきた人は、私のニーズをまったく把握せず、かつ、自分が提案する内容をほとんど詰めていない状態でただ言ってみたというのりだったのです。
そのうちの何人かは率直にこんな本音を話しました。
「特に自分にとっては何の利益にもならない話だけど、たまたま知り合いからこんな話をされたのでお前にちょっと話してみただけなのさ。興味がなくても全然構わないよ」と。
まぁ、それはいいとして、逆にこの人たちに聞いてみたいのはこういうことです。
「あなたは自分の仕事で誰かに何かを提案する際に、私にやったように何の事前調査もせず相手に関する情報も持たずに漠然とした曖昧な内容で提案するのですか?、そしてそういうことで相手に興味を持たせる自信はあるんですか?」と。
日頃自分の仕事で本気に提案をしている人であれば、どんなことであれ他人に提案を持っていく時は、“相手のニーズをしっかり把握した上で詳細を伝える”という基本的なことはするのではないでしょうか。
仕事人ならこれぐらいの感覚は身につけておきたいものですね。

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yoron at 08:26│Comments(0)仕事人の叫び 

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