たかがアニメ、されどアニメ。学べる人生訓がある。自分は正論を言ったつもりでも、相手が「批判されている」と受け止めたら対人関係は負けだ

2019年01月18日

組織の建前に負けないためには、まずは実力をつけろ、そしてあとはうまく立ち回れ

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(組織で生きるには、実力もうまく立ち回ることも大事)
組織というところは、社内外に対していい印象を与えるためにいい(時にはバラ色のような)情報だけを発信しようとする特徴があります。
それは組織の一員として働いている人なら薄々あるいははっきりと気付いているでしょう。
逆に言うと、組織外の人はなかなか気付きにくいかもしれません。
例えば、就職活動中の学生が企業が発信する夢物語の情報に接した際、その企業内で様々な問題が起きていたにしてもそれらに気付くことはなく、企業から発信された表面的な情報を鵜吞みにしてその企業で働くことに憧れるかもしれません。
また、既に組織の一員として働いている人でも、例えば、その人が現在就いている仕事や人間関係に不満があった場合、人事部門が発信した「能力や実績を公平公正に評価する」とか「本人の希望があれば希望部署へ異動できる」みたいな文書を真に受けてしまうかもしれません。

しかし、組織というところは、いろんな思いというか思惑を持った人たちが集まって仕事が回っているところなので、仕事の現場はけっこうドロドロしているのが現実です。
だから多くの仕事人は自分自身の中でいろんな葛藤が起きるのです。
かつて私自身も経験したし、身近にいた同僚が直面したのも見たことがありますが、会社の制度にあったキャリア形成のための自己申告制度(希望で他部署へ異動できる制度)を利用しようと人事部へ申告したことがあります。
その制度は所属長を経由せず直接人事部へ申告してよいという制度でした。
そういう制度にしているのは、所属長を経由すると妨害されたり、申告を快く思わない上司は以後その人の評価を下げる可能性もあるからということでした。

ところが、その制度の趣旨を信じて申告した結果はどうなったのか。
申告を受けた人事部はそのことを該当者の所属長に伝え、結果、本人と上司の間に気まずい雰囲気が漂う結果になってしまいました。
私自身の場合は、その後社内の人間関係を使ってうまく立ち回り何とか希望部署へ異動できましたが、同僚は「こんな会社は信用できない!」と吐き捨てて退職していきました。
これは私も含めた身近な例だけなので、他の会社ではこういった制度がうまく機能しているところもあるかもしれません。
ただ、私が言いたいのは、組織には建前があるので表面的に出回る情報を鵜吞みにしないことが肝心だということです。
こういった事柄の記事はこれまでも何度か書いてきましたが、組織人を長く経験し、そしていろんな組織を内部から見てきた経験を踏まえて言うなら、「組織の建前に負けないためには、まずは実力をつけろ、そしてあとはうまく立ち回れ」ということですかね。

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yoron at 05:50│Comments(0)仕事人の叫び 

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