転職や職種転換等で衝撃的な経験をすると世の中の見方が変わる実力が伴わないうちはどんな仕事でも引き受けて経験を積むほうがいいと思う

2018年11月11日

他人から聞くの(他人のを見るの)と自分でやるのでは大違い、自分で実際に経験してみることがとにかく大事!

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(とにかく、まずはやってみなはれ)
先日、職場(日本料理店の厨房)で同僚の若いベトナム人が出汁巻き玉子を鮮やかな手つきで作るのをそばで見ていたら、その同僚からこう言われました。
「見ていると簡単そうに見えるでしょ?。でもね、実際やってみるとけっこう難しいんですよ。私もここまでくるまでは練習を何回もし何度も失敗しました。うまくなるにはとにかく練習したほうがいいですよ」と。
恥ずかしながら私はいまだにこの料理がうまく作れないし、伝統の日本料理の作り方の心得を外国人の若者に教授してもらい情けないかぎりです。
この若者は仕事も熱心で性格もいいので職場の人たちから好かれています。
日本人(日本)は今の繁栄に浮かれていたら、そのうちこういった有望な若者を多数抱える外国に競争で負けて経済力も落ちて国民も次第に貧しくなっていきそうだなぁ、なんて大きなことを思ってしまうのでした。

それはさておき、“他人から聞くの(他人のを見るの)と自分でやるのでは大違い、自分で実際に経験してみることがとにかく大事!”というのはどんな仕事にも言えます。
時々、自分でやったこともないのに、「そんなこと、簡単にできるでしょ?」なんてさらっと言う人がいますが(あまり苦労せずに権力を持った人などに多い)、「だったら、お前やってみろよ!」と言いたくなることがよくあります。
どんな仕事も、自分でやってみるとなかなかうまくできなかったり、その仕事の奥深さに気付くものです。
古い話ですが、かつて勤めた会社で来客時のお茶出しは女性社員が対応してくれていましたが、ある時女性社員が誰もいなくて若手の私が急きょ対応したことがあります。
上司からは「お茶淹れなんて誰でもできるから簡単でしょ?」と言われたものの、いざ給湯室へ行ってみると、何種類かお茶があるし、茶碗もいろいろ種類があるしで、手順も含めさてさてどうやればいいのかなんて迷ってしまい、お茶を一杯淹れるだけでだいぶ手間取ったのを思い出しました。


仕事は同じことを長期間やっていると習熟度が高まり慣れてきます。
だから、多くの仕事人は自分の仕事をそれなりに問題なくこなせるようになります。
しかし、どんなに簡単そうな仕事でもその仕事をやったこともない他人がやってみようとすると最初は失敗したり、なかなかうまくできません。
そのことを経験して知っている人ほど、「そんな仕事なんて簡単にできるでしょ?」なんて言いません。
世の中はネットが普及し、誰でもいろんな情報を気軽に手に入れられるようになりました。
私が身を置く料理人の世界であれば、作ったことのない料理でも、youtubeなどで懇切丁寧に作り方を教えてくれる動画がたくさんあるので勉強する材料には困りません。
しかし、それをいくら見たところで、実際に自分がやってみないことには料理作りのコツは掴めないし上達しません。
何だってそういうもんですよ、そういうもん。

「政治家は悪いことばかりしやがって、けしからん!」などと評論するんだったら、あなたが政治家になって政治の仕事をやってみればいいじゃないですか?
なになに、「私が政治家になれるわきゃないだろ!」って?
そりゃそうですよ、他人を批判するばかりで、政治家になるような努力も才も人望もなければ無理でしょ、ってなもので。
それに、こんな人が政治家になったら、きっと現実に直面する中でころころと言うことが違ってくるでしょうね。
そして、「いやぁ、政治家って大変だねぇ。やってみてつくづくわかったよ!」というのが行き着くところかと。
話が飛びましたが、仕事人が心掛けることは、どんな仕事をやるにせよ、自分で実際に経験してみることがとにかく大事!ってことですかね。

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yoron at 08:48│Comments(0)仕事人の叫び 

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