管理職(マネージャー)に本来の仕事をさせない現場の声やりたいことがあって辞めるのは理想かもしれないけど、環境が嫌だから逃げ出すというのもありだと思う

2018年08月06日

独りで過ごすか、仲間と過ごすか、感じる心地良さは人それぞれ

『九州いろり塾』(福岡)海賊の見張り台の宴3(夕陽)
(孤独=寂しい、と勝手に思い込んでいませんか?)
私には年齢の近い兄と弟がいます。
私を含め三人の生き方を見ていると、同じ兄弟でも人生の送り方、どういうこと(時)に心地良さを感じるかは人それぞれだよなぁとつくづく思います。
私の兄は大学卒業後国家公務員になりずっと同じ組織で働いています。
弟は大学卒業後一度も正社員にならずずっとフリーターとして働いています。
私は大学卒業後大企業に正社員として就職しましたが、その後転職を重ね、現在はパートタイマーとして働いています。
私生活面でいうと、兄は仲間たちと何かをするのが好きでよく飲み会などを企画開催して楽しんでいます。
弟は若い頃からマイペース主義者でどちらかといえば独りで過ごすのが好き、仕事をしていない時間は映画館に映画を観に行ったり部屋で読書などをするのを楽しみにしています。
私は兄と弟の中間みたいなもので、かつては仲間と何かをするのが好きでしたが、現在は独りで過ごす時間をとても楽しいと感じています。

私は兄と弟のスタイルを経験してみて実感しているのですが、どちらのスタイルもその時の価値観や心境によって心地良さを感じられるんですよね。
「人は独りでは生きられない。孤独な老後は寂しい」とか、逆に「孤独を楽しめる人になれ」とか両極端の話を聞くことがありますが、それはあくまでそう思いたい(言いたい)人が言っているだけで、何も他人の価値感や考え方に自分を合わせる必要はないと思います。
現に、私は現在50代独り暮らしで、食生活は自炊中心の独り食事、また仕事中は同僚とは仕事以外の話はせず(職人の世界だから会話は少ない)、仕事を離れると同僚との付き合いは一切せず、プライベートで友人と会うこともほとんどない日常生活、こんな感じですがまったく寂しさは感じません。
若い頃の自分とは正反対のライフスタイルですが、他人に自分の時間を奪われないことの嬉しさのほうが勝っている感じです。
誰かと自由な会話を楽しみたい時は、自宅近くにある行きつけの居酒屋へ行けばそれが実現できるのでまったく問題ありません。


かつて、弟がこんなことを言っていました。
「老人が独りで暮らしているなんて話を聞くと、何となく寂しいみたいないイメージを持つ人が多く、またメディアがそういう方向で持っていこうとするけど、個人の視点で見ればそれは人によって違うんだよね。実際私はずっと独り身かつ貧乏暮らしの中高年だけど寂しいなんて感じたことはなく、むしろ人若い頃から人付き合いが苦手だったので今のライフスタイルのほうが幸せを感じるんだ」と。
私は人付き合いが苦手というわけではありませんが、弟と同じスタイルで生活をしてみたら案外心地良いということがわかりました。
正社員の会社員をやっていた頃は、仕事でチームワークや人脈の重要性を感じていたせいか私生活までそういうことを意識していましたが、その意識を変えてみると何も不利益がないことがわかり、たんなる自分の思い込みに過ぎなかったんだなぁとつくづく思います。

一方で、兄のように、仕事絡みの付き合いは一切抜きにして、単純に楽しみたいために仲間と何かをするというのもよくわかります。
私自身、かつては仲間づくりのための交流会を組織し、仲間たちといろんなイベントを楽しんできました。
それはそれでとても楽しく当日は生活がとても充実していました。
そういった自分自身の人生経験も踏まえて思うのは、結局のところ、独りで過ごすか、仲間と過ごすか、感じる心地良さは人それぞれだということでしょうか。
他人の説く人生論を聞いたり、書籍などでいろんな人生論を読む機会も多いと思いますが、大事なのは、そういうのを信じて自分も試してみるのはいいが、最終的には自分に合ったスタイルを見つけることかなと思うわけです。
独りで過ごすか、仲間と過ごすか、どちらに心地良さを感じるかなんてそれはまさに本人の感じ方の問題なんです。

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yoron at 09:52│Comments(0)

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