強い者の前ではペコペコ、弱い者の前では威張る、こういう人いるよね。これは“保身”の基本なのだ。辛い経験というのはその時は大変でも後の人生で役立つものだ

2018年07月02日

無知のままやるのは失敗の確率が高いが、自分の無知さを思い知るための経験はやるべし

新宿歌舞伎町一番街
(あなたは本当の実態を知っていますか?)
数年前に調理専門学校に通っていた頃、「学校卒業したら自分のお店を持つんですか?」と聞く友人や知人がいました。
学校卒業後いろんなお店などで働いてきましたが(現在も飲食店に勤務中)、その間、「将来自分のお店を持つんですか?」と言われたこともよくありました。
自分のお店を持つというのは経営者になるということです。
経営者というのは従業員に比べかなりのストレスがかかり、仕事も大変だということは組織人として働いていればわかりそうなものです。
お店を持つというのは趣味のようなものではありません。
そういう点で、こういう質問を平気でする人の無知さに驚かざるをえません。

例えば、上記の質問を次のように変えてみるとよくわかると思います。
あなたが大学で経営学を専攻していたとしましょうか。
その時、「学校を卒業したら事業を興し社長になるんですか?」と周囲から聞かれたらどう思いますか?
あるいは、どこかの企業に勤めているあなたに対し、「いつかは自分の会社を持つんですか?」と誰かに聞かれたらあなたはその人に対しどう思うでしょうか?
口には出さなくても、「この人、頭おかしいんじゃないの?。そんなに簡単にできるわけないじゃん、アホか!」というのが本音でしょう。


先程の飲食店の話でいうと、「自分のお店を持つんですか?」と聞いた人は悪気はないのでしょうが、その人の頭の中には「飲食業に従事する人は将来自分のお店を持ちたがっている人が多い」といった思い込みがあるのかもしれません。
しかし、事実を調べれば簡単にわかることですが、飲食業界においては経営者よりも圧倒的に従業員のほうが多く、現場で実際の仕事に従事している人の中には飲食店経営の厳しさをわかっているので「自分に飲食店の経営は無理だ」と感じている人も多いのです。
実際経営者をやっている人には他人には勧めないという人もたくさんいます。
いつかは自分のお店を持ちたいと事前準備(修行)のつもりで飲食業界に飛び込んでみたものの、現実を知って(経験して)断念した人も多いかもしれません。
断念せざるをえなかった人には失礼かもしれませんが、私はその経験はとても大事だと思っています。
無知のままやるのは失敗の確率が高いでしょうから、事前に自分の無知さを思い知るための経験をしておくことは必要だと思うわけです。

私はこれまでいろんな業界を経験し、勤務した企業の規模も大中小、またマンションの一室で産声を上げたスタートアップのベンチャー企業まで経験してきました。
そういった経験から、仕事人というのは環境に応じた柔軟な考え方や働き方ができないといけないなと強く感じています。
中小や創業時の企業が抱える問題・課題について、大企業しか経験したことのない人がいかにも大企業でしか通じない論理で「その問題・課題はこうすれば解決できる」なんて言ってみたところで何の役にも立ちません。
販路の拡大・売上アップに苦しんでいるベンチャー企業にその人が転職して経営者にそんな提案をしたなら、きっと経営者はこう言うでしょう。
「ほぉ、それならば、ぜひあなたが販路を拡大し売上アップを実践して下さい」と。
その時、その人に問われるのは、その人のアイデアを自ら実践して成果を上げられるかどうかなのです。
自転車操業のベンチャー企業には実践家が必要なのであって口先だけで偉そうなことを言う人はいらないのです。

私が初めて大企業から中小企業に転職した時、あまりにも違う環境に大いにとまどいました。
大企業に比べたら、いろんな経営資源(人材、お金、ノウハウ、システム等)がないないづくしだったのです。
だから、私は総務系の職種で入社したのですが、現実の仕事は大企業でいうところの総務の仕事の枠を大きく超えたものでした。
また、ベンチャー企業に入社した時は、それ以前に営業の仕事など経験したことなかったのに自分で営業して注文を取りそれを自分でこなしたなんてこともありました。
何でもかんでも自分でやらなければならない状況下では時間がいくらあっても足りず、世間の大企業の社員がゆっくり休んでいるであろう週末や連休時期にも職場や自宅で仕事に没頭していたこともあります。
これは何も私だけでなく、同じような環境にいる人たちは似たり寄ったりの経験をしているのです。
このような経験は私にとっては得難い経験となり、自分の無知な部分が多少は解消された気がします。
繰り返しになりますが、何かをやろうとする際に、無知のままやるのは失敗の確率が高いが、自分の無知さを思い知るための経験はやっておいたほうがよいでしょう。

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yoron at 07:33│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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