一度や二度の失敗がなんだ、それ以上の失敗がなんだ、打たれ強くなれ痛い目に遭う経験をすると仕事人としての気の引き締まり方が違ってくる

2018年06月04日

自分の希望を100%満たせる仕事なんてない、だから何を取り何を諦めるかが大事なんだ

鯵の三枚おろし
(あなたが今の仕事で得たかったものは・・・、それは得られていますか?)
もし、今の仕事で自分の希望が100%叶えられているという人がいたら、その人はそうとう恵まれているというか幸せな人でしょう。
ただ、現実はそういう人はなかなかいないのではないでしょうか。
仕事は面白いけど給料が安いとか、給料はまぁまぁだけど仕事は辛いとか、仕事先までの通勤時間が長くて大変だとか、勤務先には満足しているけれど与えられる仕事はつまらないとか、やりたい仕事には就いているが職場の人間関係が悪いとか、人によっていろんな思いがあると思います。
世の中に転職者が多いのは、より自分の希望を叶えられる仕事に就きたいという願望を持っている人が多いからでしょう。
多くの人は、自分が重視する点を考慮して仕事を選んでいるはずです。

私は50歳が近づいてきた頃に仕事に対する考え方を大きく変え、その考えにしたがって大胆なキャリアチェンジをしました。
大学卒業して就職後、40代まで事務系職種一本でずっと仕事をしてきたのに、残りの人生を考える中で“食”について関心を持つようになり、飲食関係の仕事に就きたいと思うようになりました。
それで過去のキャリアを捨てるかたちで飲食業界に飛び込み、ゼロから勉強しこの世界の仕事に関するノウハウ・スキルを身につけていきました。
今の仕事に就いて4年になりますが、働く場はけっこう頻繁に変えています。
なぜかといえば以下のような思いがあるからです。


50代から新しいことを始めるので、できることならなるべく効率的に現実的に多くのことを学び身につけたい、そのためにはこの道何十年というような人たちと同じことをしていてはダメだと。
プロの職人は、10代、20代から同じ職場で下積みから始めて腕を磨いてきたという人がたくさんいますが、今の私にそんな時間はないので、どうしたら早くノウハウやスキルを身につけられるだろうかと考えました。
その結果として、次のようなアイデアを思い付いたのです。
まずはとにかくいろんな仕事を経験して場数を踏む、それを実現するためには正社員という立場では動きづらい(気軽に退職しにくい)のでパート・アルバイトの立場で働くということでした。

また、長年の満員通勤電車の苦痛がそろそろ限界に達しかけていたので、働く場所は自宅からなるべく近いところ、できることなら徒歩20、30分圏内で通える場所を希望していました。
そういう点では飲食の仕事はちょっとした繁華街などのある市町村ならけっこう求人があるのでラッキーでした。
こういった私の希望を叶えるべく就いたのが今の仕事ですが、一方で諦めた事柄もあります。
はっきりいって飲食の仕事はめちゃめちゃ給料が安い上に、正社員ではなくパート・アルバイトの身分(つまり非正社員)なので時給制でさらに給料は安く、かつ社会保険などは完全に自己負担なので生活費の面においては本当にかつかつの生活を強いられています。
金銭貧乏ってこんな状態になるんだなぁということを日々実感しています。

結局のところ、“自分の希望を100%満たせる仕事なんてない、だから何を取り何を諦めるかが大事”なわけで、私の選択が今の自分の境遇につながっているのです。
100%の満足はないけれど、自分が重視した点は達成できたので今の生活の満足度はかなり高く感じています。
以前の記事でも書きましたが、郷里の実家に帰省した際、家族のためにいろんなメニューで食事を作ってあげたら大変喜ばれました、「料理上手だね!」って。
自分の食事を自分で作れるので健康を意識した食事もできています。
給料は安いですが現在の職場は自宅から15分程度の場所にあるので通勤の苦痛は一切ありません。
仕事は厳しいですが、自分がやりたかったことなのでモチベーションは高いし、日々やっていることがすべて自分のノウハウ・スキルにつながっているのを実感しています。
さて、あなたの現状はいかがですか?
あなたは今の仕事に就くにあたり、何を取り何を諦めましたか?

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yoron at 07:28│Comments(0)仕事人の叫び 

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