人手(人材)不足、前向きに考えれば自分が成長できる絶好の機会でもある自分の働き方改革の第一歩は、自分に正直な働き方を選ぶことから

2018年05月18日

これまで培ったものが生かしにくい環境に身を置いた時、そこからが人生の正念場だ

IMG_2066
(人生の正念場、乗り切るしかないですね)
私の兄の一人は今年59歳で来年60歳になりますが、勤務先が60歳定年のため、定年退職後は現在住んでいる賃貸の部屋を引き払い夫婦で実家に移り住む計画のようです。
兄はそのことに関してはいろいろ悩みがあるらしく、一番大きな悩みは次の仕事(=収入源)がないことのようです。
現在兄は本土のスーパーで正社員として働いていますが、私の実家は離島にあり産業といえば観光業、農業、漁業が主で多数の正社員を雇用している企業はないのが現状です。
もっとも安定している勤務先は役場や郵便局といった感じで、地方の田舎にありがちな構造です。

60代になる兄が実際に移り住んだ際、現実的に仕事に就こうと思ったら、観光シーズンであちこちでアルバイト募集が出た時に短期でアルバイトをするか、過去の仕事人経験を生かして地元のスーパーでパート従業員として働くか、そんな選択肢ぐらいしかないように思えます。
しかし、兄はこんなことを言っていました。
「たしかに、スーパーならこれまで培ったノウハウやスキルが直接生かせるかもしれない。でも、都市のスーパーと田舎のスーパーでは社内のしくみや仕事のやり方が大きく違うはずで、たぶん、田舎のスーパーの非効率的なやり方には耐えられないだろうから同様の仕事に就くことは現時点では一切考えていない」と。
とはいえ、現実的には他に仕事先の見当がつかないかぎり、選択肢としてはあるような気はしています。


居住地など例え環境が大きく変わっても、自分が長年かけて培ったものがそのまま生かせる仕事(職場)があれば人はある意味安心感があるでしょう。
田舎を出て都会で働いていた人が親の面倒を見るために田舎にUターンしなければならないというような例は世の中にたくさんありますからね。
その時に田舎に自分ができる仕事があるか否かは大事なポイントです。
私は自分の郷里への思いを綴ったブログ『我が魂の島ヨロン島』をやっていますが、時々このブログの読者からこの島への移住に関し質問メールを頂くことがあります。
その中で案外多いのが、「島にはどんな仕事がありますか?」、「会社員として雇ってくれる会社はありますか?」といったような仕事に関する質問です。
まぁ、当然といえば当然で、現実的な生活を考えれば誰でも仕事をして収入を得ることを考えるでしょうからね。

私が50歳目前で大胆なキャリアチェンジをした時、それはこれまで培ったものが生かしにくい環境に身を置くことを意味したわけですが、そこからが私の正念場でした。
10代や20代のような若い時でも正念場はあるのかもしれませんが、50代、60代と長い人生(仕事人人生)を歩んできてからの正念場は柔軟性、対応力がなくなっている分精神的にかなりしんどいものがあります。
でも、自分が進んできた道に必ずあるのが正念場であってみれば、そこを通過するしかありません。
これまで培ったものが生かしにくい環境に身を置いた時は自分のすべてを試されます。
決断と実行の連続かもしれません。
郷里に帰ることを決断した兄は実際に帰るその日まで悩みも多いと思いますが、ぜひ勇気ある決断と果敢な行動をしてほしいものです、それがなければ前へ進んでいけないでしょうから。

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 06:02│Comments(0)仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
人手(人材)不足、前向きに考えれば自分が成長できる絶好の機会でもある自分の働き方改革の第一歩は、自分に正直な働き方を選ぶことから