いくら正論でも、相手の感情面を無視したら協力、信頼を得にくいということもある前へ進みたいなら、過去は脇に置いて現在進行形のことに注力しよう

2018年04月22日

大病と長期失業を経験すると人生観、仕事観が変わるといわれるけど、我が身に起きると実感できる

早朝の風景(秋葉原)
40代前半の頃、仕事上の過度のストレス、また不摂生な生活が要因と思われる大病を経験したことがあります。
生まれ初めての経験でした。
仕事中に突然倒れて意識不明になり、その後昏睡状態に陥り病院のICU(集中治療室)で生死の境を彷徨いました。
運よく意識は戻りましたが、1ヶ月の入院生活、さらに1ヶ月の自宅療養を余儀なくされました(当時の記事)。
私の勤務先からの連絡を受け兄の一人が飛んできて病院で付き添ってくれましたが、遠く離れた郷里の実家の家族の間では、最悪の事態になり私が万が一死んでしまった時の話題も出ていたと後で聞きました。
当時は大変な思いをしましたが、これだけで済んだことはありがたいことですし、現在元気で生活できていることに感謝します。

私のこれまでの仕事人人生を振り返ると、長期(1年前後またはそれ以上)の失業を何度か経験しており、通算すると数年の失業期間を経験しています。
ある程度お金に余裕があった時は仕事をせずにフリーでいろんなことができるのも楽しいと思いましたが、一方で周囲の(冷ややかな、見下した)視線を感じたり、転職活動がなかなかうまくいかなかったり、お金に余裕がなくなってくるといろんなストレスが溜まったものです。
他人の前では、「自由って楽しいね。今が一番創造力が働くよ。やりたいことがどんどんできるね」などと強弁することもよくありましたが、本音のところでは不安もあったし悩みもありました。
都会ならば失業者もたくさんいるので自分が失業中でもそれほど気にならない部分もありますが、私の郷里のように片田舎だと「無職=ぶらぶらしている=働く意欲のないダメ人間」みたいな見方をされるところもあるので精神的苦痛は都会以上かもしれません。


“不幸中の幸い”という言葉がありますが、大病にしても長期失業にしてもそれを経験したからこそ得られたものがあったので私にとってはいい経験ができたのかなと。
もちろんプラス思考で受け止めた場合ですけどね。
そう、他人から見れば、健常者だった頃の自分や仕事の現場の第一線で活躍していた以前の自分から見れば不幸な境遇にあったとしてもプラス思考で物事を考えられるようになるんです。
「生きていられるだけで丸儲け」とか、「仕事があるだけで幸せ」とか。
いつまでも嘆いていられない、誰かに不平不満をぶつけたり誰かを責めてばかりいても自分の境遇は変わらないし、逆に自分がみじめになるだけ、ということに気付くのです。

大病と長期失業を経験すると人生観、仕事観が変わるとよく聞きます。
自分自身がこの二つを経験したので身を持ってよくわかります。
入院中は病院のベッドの上で、失業中は部屋の中で悶々としながら、「私の今後の人生は・・・」といったことがよく頭の中を駆け巡ったものです、堂々巡りばかりでしたが。
幸いにもこれまでこの二つを経験しなかった人も、もし不幸にして我が身に起きた場合は、人生観、仕事観が大きく変わる可能性があるでしょう。
それまでは、私がここで言っていることも他人事のようにしか聞こえないかもしれません。
今朝はなぜこんなことを思ったのかといえば、身近に過去の私の経験と同じようなことを現在進行形で経験している人がいて、やはり私同様人生や仕事について見つめ直している姿を見たからなのです。
起きてしまったことは不幸なことかもしれませんが、それで自分の内面としっかり向き合えたことは、今後の人生においては、より良く生きるという点においてプラスになったのではないかなぁと思ったりもします。

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yoron at 08:46│Comments(0)仕事人の叫び 

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