自分を買って(評価して)くれる人がいなければ活躍できる場はない他人に好かれる人はやっぱり得をするという法則

2018年04月14日

下っ端は下っ端の悩みや苦労があるが、その立場だからこそ得られるものもある

高尾山の山頂からの風景
(新人の皆さん、下っ端もいいもんですよ!)
今年の4月から社会人の仲間入りをした新入社員の皆さん、新しい仕事に就いて(これから続く長い仕事人人生を考えれば)ほんの少しだけ時が過ぎましたが、仕事の現場に我が身を置いた感想はいかがですか?
早速仕事人世界の厳しい洗礼を受けていますか?
人それぞれ経験したことも感じたことも違うとは思いますが、皆さんはまだ若いのですから、これからもっともっとたくさんのことを経験したくさんのことを吸収していってどんどん成長していって下さいね。
皆さんより先に仕事人の世界に飛び込んだおじさん先輩として皆さんの成長とご活躍を心から期待しています。

新人といえば、ずばり下っ端です。
下っ端というと聞こえは悪いかもしれませんが、仕事人のスタートは皆等しくその立場からスタートします。
そこから上へ(下っ端のステージから一段高いステージへ)いけるかどうかは個々人の頑張り次第です。
現在の私も新人の皆さん同様下っ端の立場で仕事をしています。
何十年も仕事人をやっているベテラン仕事人の私がこんなことを言うと、「?」と思う人もいるかもしれませんね。
実は何を隠そう、私は50代になってから(正確には40代の終わり頃から)それまでのキャリアを捨てまったく新しい仕事に就いてこの分野では新人として再出発したのです。
下っ端ですから、日々いろんな悩みや苦労があります。
言い方はあまりよくないかもしれませんが、職場の先輩たちから諸々の雑用を押し付けられたリ、理不尽な命令をされることもあります。


ただ、同じ新人でも皆さんと違うのは、私の場合はいろんな人生経験を積んでいることがベースにあることです。
下っ端での悩みや苦労といっても皆さんが感じているほどのものではないでしょう。
私の場合は覚悟を決めて今の道に進んでいるので、今の立場だからこそ得られるものがあると常に思いながら仕事をしています。
逆に下っ端でよかったと思うことがたくさんあります。
少し具体的にお話しましましょう。
私は現在日中と夜に別々の仕事先で働くというダブルワークをしています。
夜の仕事先は老舗日本料理店の厨房です。
ここで働くスタッフは、食器洗い専門で雇われたパート従業員を除けば、この道何十年のベテラン板前ばかりです。
私は現在50代前半ですが、ベテラン板前は全員60代です。
私はこのベテラン板前の調理補助としての仕事に就いています。

ベテラン板前はそれぞれプライドが高いので、他人の助けを借りたい場合、例え近くに他のベテラン板前がいてもその人には頼みません。
私が遠くにいても、「おい、ちょっとこっちへ来い!」と言って私を呼び私にいろいろ指示します。
例えば、30人分の宴会料理で焼魚を担当した板前が自分一人で皿に盛り付けるのが大変となると手足に私を使うわけです。
そうすると、私には焼魚料理を作るスキルはありませんが、ベテラン板前が作った料理を見る、触れる機会ができます。
ミスをすれば当然その板前から怒られますが、その時に「あー、なるほどそうやってやるのか」と一つ勉強になるのです。
そう、下っ端というのは相手も遠慮なく接してくるからたくさんのことを勉強できる立場でもあるのです。

30代に勤めた大企業時代、職場に大学を卒業したばかりの男性の新人が配属されました。
新卒の新人は彼一人だったので、彼のもとには上司は言うに及ばず職場の先輩たちからいろんな仕事が回ってきました。
仕事といってもそんな付加価値の高い仕事ではなく、コピーをとるとか、ファイリングをするとか、ひたすら入力をするとか、単純な調べものをするとか、そんな感じのものが多かったような気がしますが、いろんな人から仕事を振られるので仕事の内容は多岐に渡っていました。
そのうち彼は幅広い知識を持ちいろんな情報を持つようになったので、今度は逆に上司や先輩たちが彼を頼りにするようになりました。
同じ職場の同僚同士でも仲が悪いと情報を聞きたい時にプライドが邪魔して聞きにくいといったこともありますが、そういう時にこの新人を頼るのです。
「おい、こういう情報が欲しいからあの人に聞いてこい」みたいな。
そうすると、新人は素直に従って該当者から情報を聞き出し先輩に伝える、それに満足した先輩はその新人をかわいがるようになり自分の持っているものをこの新人に与えていく、そんな流れができていったりするものです。

私自身の経験を紹介しましたが、言いたかったことは、下っ端は下っ端の悩みや苦労はあるものの、その立場だからこそ得られるものもあるということです。
毎日、経験することがすべて初めてという状況では自分の立場が得な立場だなんて思うことはないかもしれないし、とにかく毎日が大変!といった思いのほうが強いかもしれませんが、後で振り返ってみると私が言ったことがわかる日も来るでしょう。
まぁ、今は遠い先のことを言ってもピンとこないでしょうから、まずは目の前のことに一生懸命になり、上司や先輩たちから与えられた仕事はバンバン受けて必死になってこなしてみましょうってとこですかね。
あー、もちろん、仕事人をやる上で健康であることがもっとも大事なのでそこはきちんと自己管理して下さいね。

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
yoron at 09:42│Comments(0)仕事人の叫び 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
自分を買って(評価して)くれる人がいなければ活躍できる場はない他人に好かれる人はやっぱり得をするという法則