相手の意外な面を知って親近感を抱くことってあるよね、特にお互いに共通のものがあると人は、「おっ、この人はよくわかっているな」と思う人の話は聞くが、そう思わない人の話はまともに聞かないものである。

2018年04月05日

行動する人と行動しない人の違いは、本気度の差なのだろう

『九州いろり塾』(福岡)海賊の見張り台の宴3(夕陽)
(あなたの思いは行動に結び付いていますか?、あなたの本気度は?)
偶然でしたが、私の弟と私のもとへ同じタイミングでそれぞれの住居の賃貸借契約更新の案内が届きました。
二人とも2年ごとの更新なのですが、弟は4年過ぎの更新、私は2年過ぎの更新でした。
お互いに契約書の連帯保証人になっているので書類作成に協力し合ったのですが、その際の会話に、これまた偶然にも同じことを言い合いました。
弟いわく、「今勤めている会社は待遇が悪いので、今回の賃貸借契約更新のタイミングで転職を考えている」と。
私も、「実は私もこのタイミングで今やっている日中の仕事を辞めることを考えていたんだ」と。
で、お互いに「そうか、お前も決断したんだな」と言い合いました。
その時は何となく戦友(?)のような気持ちでした。

その時に私が弟に言った言葉に偽りはなく、有言実行で私はその後に勤務先の責任者に退職の旨を伝えるという行動を起こしました。
ところが、弟にその後の経緯を聞いたところ、「やっぱり辞めることはやめた。お前の前ではああ言ってみたものの、長年やっているので仕事には慣れているし辞めるメリットをあまり感じないから」との返事。
この言葉を聞いて少しガッカリしました。
日頃の言動から弟にはそれほど決断力・行動力がある感じがしなかったのでさもありなんという思いはあったものの、ガッカリしたのは私が弟にしてあげた行為が無駄に終わったからでした。
というのは、弟にはネット環境がなく、彼の情報収集源はもっぱら紙媒体なので、私が求人関連の紙媒体をあちこちで集めて彼に提供していたからです。


口にしたことは同じでも、私はその通り行動し弟は行動しなかったということです。
結局、行動する人と行動しない人の違いは、本気度の差なのだろうと思います。
口にした以上は相手にも何かしらの思いはあったのでしょうが、行動を起こすまで本気度が高くなければ人は行動しないということなのかもしれません。
仕事(会社)を辞めるといえば、私はこれまでの仕事人人生において何度か仕事(会社)を辞める経験をしています。
私が勤め先を辞めるにあたり世話になった同僚たちへ挨拶をしに行った際、こんなことを言う同僚が必ずいました。
「いいなぁ、お前は辞めることができて。私も早く辞めたいよ」、「お前はいいよな転職できる力があって。私も転職したいけどそんな力ないからな」と。
こういう言葉を聞く度に内心ではいつもこう思っていました。
「だったらあなたも辞めれば」、「だったら転職できる力をつければ」と。

一般的には、仕事(会社)を辞める時には転職先を決めてから会社(上司)に告げるのが賢明といわれます。
転職先を決めずに辞めてしまうと転職先が決まるまでのブランクの生活が大変になることもあるし、それにブランクがあるのは転職に不利というのもあるからです。
しかし、私の退職・転職は次を決めずに退職を先にするというのがほとんどでした。
気持ちだけの問題なのでしょうが、密かに次を決めてから退職の意思を伝えるのが何となく卑怯なやり方のように思えたからです。
定年や何らかの特別な事情で退職するのと違い、途中で退職するのはなかなか勇気がいるものです。
心の中で「辞めようかな」という思いを持ち始めたところから実際に退職の行動を起こすまでの間は、「辞めた後どうしようか」という不安があったり、辞めないことのメリットのことが頭に浮かんだり、いろんな思いが頭の中を駆け巡って迷ったり悩んだりするのです。
そして、決断し行動を起こした時には本気度は最高値に達しています。
有言実行という言葉はかっこいいのですが、実際に行動を起こす人と言葉だけで行動を起こさない人の違いは、繰り返しになりますが、本気度の差かなと思うわけです。

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yoron at 07:28│Comments(0)仕事人の叫び 

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相手の意外な面を知って親近感を抱くことってあるよね、特にお互いに共通のものがあると人は、「おっ、この人はよくわかっているな」と思う人の話は聞くが、そう思わない人の話はまともに聞かないものである。