他人をあざ笑うやつ、批判するやつはほっとけばいい。大事なのは自分の思いを大事にすることだ。仕事によって求められるコミュニケーションのやり方は違うものだ。

2018年03月24日

一旦ゆるい生活に慣れるとハードな仕事環境になった時にきつく感じる、当たり前だけど

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(ゆるい生活に憧れますか?)
私は現在パートタイムの仕事を二つ掛け持ちダブルワークをしています。
午後からの仕事と夕方から夜にかけての仕事です。
それぞれの仕事は週休一日で定休日がズレているため、年末年始の休日を除けば年中無休のような生活です。
年中無休で仕事していますと他人に言うと、「それは大変ですね!」と同情されることもありますが、内情を明かせば、両方の仕事量を足しても労働時間は一日7時間にしか過ぎず(これ以上になることは多忙期を除けばめったにない)、また午前中は仕事がなく完全フリーなので、精神的にも肉体的にもきつさは感じないのです。
むしろ、ゆるい生活をしているような感じです。

ハードな仕事環境ではないのできつさは感じない反面、時給働きのパートの仕事なので収入が少なく、こういう生活を続けてきた結果、このところ生活費のやりくりが大変になってきました。
そこで、意を決して短時間の日中の仕事は辞めることにし、きつくてももっと長時間働けて収入増になる仕事に就くことにしました。
これまでの自分の仕事人人生を振り返ってみても容易に想像できることですが、一旦ゆるい生活に慣れるとハードな仕事環境になった時にきつく感じるもんなんですよね。
勤め人が長期休暇後の仕事復帰がつらいのと似たようなものと言ってもいいかもしれません。
ただまぁ、会社勤めの人の場合は、会社を辞めないかぎりは長期休暇といっても何ヶ月も休むわけではないでしょうから、体が仕事に慣れるのにそれほど時間は要しないでしょう。


これに比べると、仕事を辞めて数ヶ月、数年という年月をゆるく過ごしていると、仕事の現場に戻った時に肉体や精神が悲鳴を上げかねません。
慣れるまでは大変でしょうが、働き続けるつもりならそこは我慢するしかありません。
私は過去に1年近くまたそれ以上の無職期間を何度か経験していますが、仕事に復帰する前に頭の中だけでは準備していたつもりなのに、実際に仕事をし始めたら毎日「しんどいな〜」という思いしかありませんでした。
職人が70代になっても80代になっても仕事を続けていられるのは、ほとんど休まずに仕事をひたすら続けているからなんだろうなと思います。
私の夜の職場は老舗日本料理店の厨房ですが、50代の私と食器洗い専門の女性スタッフを除けば全員60代以上の板前ばかりです。
夕方から入っている私を除けば、週休一日で朝から晩まで働き詰めなはずなのに、皆さん自主休もほとんど取らずによく仕事しています。

私は生涯現役といったら大袈裟かもしれませんが、体や頭がそれなりに動く間は仕事を続けたいと思っています。
それは生活のためでもあり、健康のためでもあり、社会貢献のためでもあります。
そのために意識していることは、とにかく“続ける”ということです。
これまでの仕事人人生においては、仕事をせずゆるい生活をしていた空白期間もありましたが、その後のきつさは身に沁みてわかっているので、今後はなるべく長期の空白期間をおかないよう努めるつもりです。
といっても状況によってはそれができないこともあるかもしれませんが。
ハードな仕事をしていればいるほど、そういう環境に身を置いていればいるほど、ゆるい生活に憧れるものでしょう。

若い頃に会社を辞めた時は、翌日から思いっきり寝坊できること、一日中好き勝手に行動できることが本当に嬉しかったものです。
その時は、いろんな束縛からの解放感があって「私は今生き生きしている!、これが本来の私だ!」などと思ったものですが、しかし、それは多少なりとも貯金があり当面働かなくても生活できるという状況にあったからで、生活をしていくには働いて収入を得るしかないという現実に直面し、再び仕事の現場に戻った時は、空疎な理想論を捨て、きつい、大変、頑張るしかないという現実認識のもと仕事をするしかなかったというのが正直なところです。
長年仕事人をしていたり、ハードな仕事の毎日だと、「今の仕事を辞めて(しばらく)のんびりしたいなぁ」とか、「もっと楽な仕事に就きたいなぁ」とか思う人もいるかもしれませんが、私自身の経験も踏まえていうと、一旦ゆるい生活に慣れるとハードな仕事環境になった時にきつく感じるものなので、このあたりのことも頭の片隅に置いておくといいかもしれません。

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yoron at 08:27│Comments(0)仕事人の叫び 

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他人をあざ笑うやつ、批判するやつはほっとけばいい。大事なのは自分の思いを大事にすることだ。仕事によって求められるコミュニケーションのやり方は違うものだ。