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2018年02月02日

経験し尽くして至った境地で飲む酒は実に味わい深い

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(今だからわかる酒の味)
かつて、趣味で飲み歩きをしていたことがあります。
仕事帰りに一晩で何軒もお店をハシゴした経験もありその数の多さから周囲に驚かれたこともありました。
飲み歩き全盛の頃に参加していた飲みサークルのことが取り上げられたメディアの記事で名前を紹介されたこともあります。
当時の記事はこちら
また、当時は新橋で一番よく飲んでいましたが、名店と評判の高いお店があれば新橋以外の地にも足を運んでいたので私の飲み活動範囲は都内全域に及んでいました。
当時私が気に入ったお店を紹介していたブログ『華麗なる新橋徘徊族』は一部ではそこそこ好評でした。

こんな私でしたが、50歳が近づいてきた頃にこの趣味を続けるのはやめようと考えるようになりました。
金銭面で貧乏になったのでお金のかかる趣味はやめようと思ったこと、またお酒の飲み過ぎは健康に悪いと思ったこと、という二つの大きな理由がありましたが、たぶん本当は一番の大きな理由は飽きたからなんだと思います。
飲み歩きを始めた最初の頃は、それ以前から一度はやってみたいと思っていたことなのでどんどんはまっていきましたが、全盛を経験しそれが過ぎてマンネリ化してくると、「こんなことやっていて自分に何がメリットあるのだろう」と思うようになっていました。


ただ、お酒の習慣というのは長年続けていると断ち切るのは何らかのきっかけがないとなかなかできないので、そこは私なりに工夫しました。
調理専門学校の夜間クラスに入学したのです。
授業が終わるのが午後10時頃だったので、勉強疲れの後その時間帯から飲みに行く気力もなく直帰することが多くなりました。
朝から午後まで仕事をし、夕方から深夜まで学校で勉強するという生活を続けたおかげでお酒を外で飲む機会を一気に減らすことができました。
最近の私はかつての飲み仲間が知ったらビックリするぐらいお酒を飲みません。

と言いながらも、実は時々外のお店で飲むこともあります。
自宅の近くに行けつけにしている年輩の未亡人が営む小さな居酒屋があります。
お店は亡くなったご主人がやっていたものでご主人は調理もうまかったようですが、女将さんは自分が作れる家庭料理しか出さずマイペースでやっています。
カウンタ―だけのお店でお客さんは近所の人がほとんど、客入りもそれほど多くありません。
このお店のことを知り初めて訪問した時は常連だけの雰囲気に気後れしてしまいましたが、何度か足を運んでいるうちに女将さんや常連さんたちの人柄の良さを知り、いつしか私も常連の仲間入りをしていました。
とても人気店になるようなお店ではないのですが、今の私にとっては居心地のいいお店です。
経験し尽くして至った境地で飲む酒は実に味わい深いなと思う今日この頃です。

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yoron at 06:47│Comments(0)あそびゴコロ。 

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