知らない、できるかどうかわからないと不安がつきまとうが、知れば、やって自信がつけば不安を克服できるよ冷静に現実を直視すれば、自分にとって本当に参考になることは見つかるはず

2017年12月09日

他人に何か訴える時、やった(経験した)ことがあるかどうかは大事なポイントだ

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(仕事の現場では説得力のある話ができるどうかは大事なポイントだ)
私はこのブログの記事においてよく自分自身が経験した事例を取り上げています。
自分の経験談を入れるのは自分の話に説得力を持たせるためです。
読者の中には納得、共感しない人もいるかもしれませんが、その人の経験とその経験から得たものが違えば違う視点、意見になるのは当然のことです。
ただ、似たような経験をした人ならば「あー、あるある、私も同じ経験したから気持ちわかるよー」となり共感できるし、そこに今後の仕事のヒントになりそうなものがあれば記事を参考にすることもできます。
実践を重視する仕事人であれば、他人の言動に対し批判的な態度をとるのではなく、自分がやろうとしていることに役立つものであれば参考にし、役に立たないものであれば無視してもよいでしょう。
このブログの記事を含め他人が書いた記事を、役に立たないと思いながら読み、読み終えた後に「つまんねぇ」などと感じたらそれこそ時間の浪費です、貴重な自分の時間なのに。

以前勤めた会社で同僚の営業マンが新卒で入社した新人に、ビル倒しや電話営業を命じたことがあります。
ビル倒しというのは、適当なビルを見つけてそこにテナントとして入っている会社に片っ端から飛び込み営業して回ることです。
電話営業というのは、営業対象になりそうな会社をリストアップの上そのリストに載っている会社に片っ端から電話して営業することです。
あまり、いやほとんど効果なく効率の悪いやり方ですが、同僚はそれを承知で新人にやらせたのです。
なぜか、それは、営業というのを身を持って実感させ、その大変さをわかってもらうためです。
同時に、もし一社でも売り込みに成功しお客さんにすることができたら、その時の喜びを噛み締めてもらうためです。


私は本格的な飛び込み営業や電話営業の経験はないのですが、ベンチャー企業勤務時代に少しだけやったことがあります。
事業の顧客になりそうな企業をリストアップした上でメールまたは電話で営業をしたことがあります。
結果は全戦全敗でした。
いやぁ、この時は悔しかったというか、悲しかったですね、自分自身が情けなかったですね。
何十年も仕事人経験がありながら、その経験をもってしても一件も注文がとれない自分のふがいなさを嘆きました。
以前にも言ったことがありますが、私は若い頃からビジネス書を読みまくっていたので、営業のなんたるかぐらいは理屈の上では知っていたし、本で書かれているようなことは知識としては持っていました。
でも実践は難しかったのです。

まぁ、そんなもんなんでしょうね、現実というのは。
何も経験のないところで教科書に書いてあること(知識)だけを頼りにやろうとしても簡単でないのはごく当たり前のことなのでしょう。
自分が経験するというのはそのことに気付くことで、その気付きこそが仕事人には大事なのです。
気付きは自分を一歩前に進めてくれます。
経験に裏立ちされた話に説得力があるのは借り物ではないその人の言葉で語るからです。
情報が流通する過程では一次、二次、三次と過程を経ていくほど内容が少しあるいは大きく変わっていくなんてことがあります。
当事者が言ったことの真意が最後に聞いた人にはまったく伝わっていなかったなんてことも現実にはありえます。

そういうような点を考えれば、情報はなるべく一次情報を得たほうがよく、自分が実際に見た、直接聞いた、自分で経験したことに基づいて判断するほうが自分にとっての納得性は高いでしょう。
ということは、他人に何か訴える時、やった(経験した)ことがあるかどうかは大事なポイントで、逆に言うと、やった(経験した)こともないのにわかっているようなふりをすると相手に見透かされてしまうということでもあるのです。

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yoron at 08:26│Comments(0)仕事人の叫び 

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