2017年も残すところあと1ヶ月。きっちり仕事して年末年始の休みを迎えましょう。教えるのは難しいよね。教えたつもりでも結果がNGなら教えたことにはならない。本当はそこからが勝負

2017年12月02日

こんな老人というか現役仕事人でありたい

お父さん
(あなたはどんな老人になることを夢見ていますか?)
皆さんそれぞれに自分の将来像について、「こういうふうに年をとりたい」とか「老人と呼ばれる世代になったらこんな生き方がしたい」という思いがあるでしょう。
若い人だとなかなかそこまでは想像しない人もいるかもしれませんが。
先日見た『ガイアの夜明け』というTV番組でこんなシーンがありました。
昨今のスーパー業界の生き残りへの取り組みをレポートした内容でしたが、あるスーパーは地域密着にこだわり、従来のスーパーのビジネスの枠を超えて、特に高齢消費者を取り込むべくお客さんのニーズに徹底的に応えていくという戦略をとっていました。
そのために専門部署を設置し、高齢のお客さんの困り事の相談にのり、責任者がお客さんの要望を叶えられるメンバーを集めてチームを編成し事にあたっていました。

具体例を紹介しますと、ある老夫婦がいて、ご主人のほうは足が不自由していました。
そんなご主人の日常生活に不便がないようにと、奥さんがスーパーの担当者に自宅の庭の手直しや自家用車のある車庫部分の改造を依頼したのです。
従来のスーパーであればこんな要望を受ける部署なんてなかったのでしょうが、このスーパーは人材をあてることでこの要望にも対応したのです。
集まったメンバーは全員高齢者でしたが、力仕事には自信のある元運送業者の人、溶接技術を持った元造船会社の技術者やセメント工事はお手のものの元左官工など。
どちらかといえば職人肌の人ばかりでしたが、それぞれに得意分野を発揮して見事な仕事っぷりでお客さんも出来栄えに満足そうでした。
TV番組だから多少の脚色はあるでしょうが、ストーリーとしてはいい話だなと思いました。
同時に、私自身も年とってもこんな感じで現役仕事人として何か貢献できることがあったらいいなと思った次第です。

作家・堺屋太一氏の本に『エキスペリエンツ7〜団塊の7人〜』というのがありますが、ストーリーは、知識と経験を備えた団塊世代の7人が、寂れゆく商店街再生のために自分たちが蓄えてきた叡知を結集して取り組み成功するというものです。
現実はそんなに簡単なものじゃないと斬って捨てるのは簡単ですが、仕事の第一線の場から降りていかざるをえなくなった時(それを身をもってひしひしと感じざるをえなくなった時)、自分の可能性を追い求めてみたいと考えている人にとっては夢のある話、勇気がわく話だと思うのです。
私が調理専門学校に通っていた頃、クラスメイトに同じ50代、あるいは60代の人もいましたが、聞けば、それまでは飲食とはまったく関係ない仕事についている人が多かったのです。
若い人の中にも元エンジニアリング会社の設計者だったという人もいました。
何かを学びたいと思って行動を起こしている人たちは、見ていて表情が生き生きしていたし、語り合っても楽しかったですね。
仕事を通して夢だったり希望だったりヤリガイを見出していく過程ってわくわくしますね。

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yoron at 10:18│Comments(0)仕事人の叫び 

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