長年かけて身についた体質はなかなか変わらないが、せめて環境変化に対応できる姿勢は持ち続けるべし現場ではいろんなことが起きている。責任者、経営者は風通しのよい組織をつくることが大事だ。

2017年10月16日

どんな仕事であっても、家族を守ってくれる親の仕事は尊いものだ

父と牛
(今さらながら親に感謝したい)
冷たい雨の降る月曜日の朝、ちょっと憂鬱な気分になりながらも仕事に行かなくっちゃと気を引き締めて今週初めの仕事に出掛ける(出掛けた)人も多いのではないでしょうか。
私は仕事が定休日なので今日は自宅でゆっくりします。
仕事といえば、私は年をとればとるほどに、『職業に貴賤なし』(どのような仕事も社会に必要とされているものであり、労働をして稼ぐことは等しく貴いことであるという意味)という言葉をかみしめるようになりました。
自分の人生を振り返り、仕事があること、仕事ができることのありがたさ、そして仕事の尊さをしみじみ感じています。

子供の頃、オヤジの臭いが嫌いでした。
加齢臭もあったのかもしれませんが、体全体の臭いというよりは、特に足裏の臭いが嫌いだったのです。
私のオヤジは主に農業で生計を立てていたのですが、それだけでは家族を養えるほどの収入が得られないので、農閑期には建設作業現場(主に土木作業)で作業員として働いたり、家畜を飼ったりしていました。
そんなオヤジが仕事で履く履物は地下足袋が多かったのですが、ずっと地下足袋を履いていると足が臭くなるんですよね。
私も自分で履いて野良仕事をしたことがあるのでよくわかるんです。

オヤジは家族を、大勢の子供たちを養うため、育てるために身を粉にして働いたんですよね。
そのおかげで子供たちは飢え苦しむこともなく元気に育つことができ、私も今日自分の人生を楽しむことができているんです。
オヤジの足裏の臭いは、そんなオヤジの働きぶりの象徴だったのです。
私は気付くのが遅かったかもしれませんが、どんな仕事であっても、家族を守ってくれる親の仕事は尊いものです。
人間って不思議なもので、年をとり自分が子供時代の親の年齢に近づくにつれ親の気持ちがわかってくるもののようです。
今さら子供時代には戻れませんが、もし今の気持ちのまま子供に戻れるなら、冷たい雨の中を仕事に出掛けていくお父さん、お母さんに対し、「いつもありがとう」という言葉を掛けてあげたいですね。

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yoron at 07:49│Comments(0)仕事人の叫び 

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長年かけて身についた体質はなかなか変わらないが、せめて環境変化に対応できる姿勢は持ち続けるべし現場ではいろんなことが起きている。責任者、経営者は風通しのよい組織をつくることが大事だ。