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2017年08月28日

中高年から改めて“ビジネス(商売)の基本”を学ぶのも悪くない

新宿1
(年食ったけど改めてビジネス(商売)の基本を)
私が学校を卒業して社会人としてのスタートを切ったのが1987年4月。
日系の大手メーカーに入社して管理系の仕事に就いたのを皮切りに、以来長年管理系の仕事を経験してきました。
管理系なので、自社の商品やサービスを買ってくれるお客さんと売り買いの商談をする機会もなく、いわゆる内勤ってやつでした。
そんな私が初めて営業の仕事を経験したのが40代になってから。
法人客相手でしたが、いろんなお客さんからいろんな要望を聞いたり、時には怒鳴られたり、無理難題を言われたり、時には感謝されたり、初めての経験をたくさんしながら営業という仕事の奥深さを思い知らされたものです。

正直、この経験をして初めて営業の人の仕事の大変さ、仕事をとって売上をつくることの苦労、また営業の面白さがわかりました。
かつて、まだ内勤の仕事しか経験なかった時代に、営業担当のお偉いさんから「お前らは俺たちが稼いで食わせているんだ」と言われカチンときて内心「アンタにはこっちの苦労がわかっていないな。こっちだってアンタらを支えているんだぜ」と思ったものですが、逆の立場を経験してみると相手の言い分もわかりました。
もちろん営業だけで会社(組織)が回っているわけではないので当時のお偉いさんの言葉には納得できない面が多々ありますが、ただ、教訓としては、相手の仕事や立場を理解するよう努めるのは仕事人として大事だなと思いました。


私は現在53歳ですが、思うところがあって50歳直前でそれまでのキャリアが生きないのを承知の上でまったく未経験の飲食の仕事に就きました。
未経験者が必ず通る道ではありますが、最初の頃は失敗・ミス多数、しかもデスクワーク主体から肉体労働になったので体の不具合もよく起きました。
最初の職場では、上司から塩だったか砂糖だったかを持ってくるように指示され、違うほうを持っていてこっぴどく怒られたことがありました。
同じ色・形状なのに同じ容器に入っていたので直感で持っていったのですが、上司からは「お前は塩と砂糖の区別もわからんのか。舐めてみれば味でわかるだろうが」と一喝。
指摘されてみると納得できるわけですが(その手があったなと)、でも、ド素人というのはそんなものです。
また、飲食の現場は男女問わず重たい物を持ったりすることが多いのですが、入社してすぐの頃に思いっきり腰を痛め、整形外科に行ったり、整骨院に行ったりしたこともありました。

現在は業界4年目で多少の経験を積んできているのでかつてのような失敗やミスはだいぶ減りました。
ただ、4年目というのはこの業界ではまだまだ未熟レベルなので学ぶことは多々あります。
最近になってようやく飲食店ビジネス(商売)の基本を身に付け出している感じです。
飲食店は接客サービス業ですが、仕事を単純に切り分けると、ホール業務と厨房業務の二つがあります。
ホール業務というのは、入店したお客さんを席まで案内し、注文を聞き、料理等を運び、飲食が済めば後片付け、料金を受け取ってお客さんを見送るという流れ。
もちろん、お客さんが店内にいる間はお客さんの居心地を良くするために最大限の接客をするのが勤め。
話しベタな性格でもお客さんが望めば話相手もしなければなりません。
厨房業務は、お客さんに提供する料理等を作るのが主な役割で、食材の発注・管理から、営業前の早い時間にお店に来て仕込みをし諸々準備するという流れ。
ホール業務同様、お客さんが目の前にいれば話相手になることもあります。
今の仕事先では、ホール業務と厨房業務両方をやっているので、飲食店のビジネスの基本がある程度わかるようになりました。

お店の接客の基本を身につける意味で、最初はホール業務の経験から始まりましたが、その時は厨房側から提供された料理等の説明がうまくできませんでした。
あなたも飲食店を利用した際時々経験したことがありませんか?
スタッフに料理について質問したら答えられなくて、「確認してきます」と言って厨房で聞いていた場面を。
こういう場面はアルバイトスタッフが多いお店ではよくあることです。
ホールと厨房の業務両方を経験していると、提供する料理のこともある程度わかっているのでお客さん対応がより良くできるようになります。
この点がそれぞれの仕事・立場を経験することのメリットです。

従業員がたくさんいるような大手企業時代は組織が細分化され仕事も組織の一部を担当するだけでしたが、飲食店のように少人数ですべてを回さなければならない環境で仕事をすると、顧客満足とは何か、競争して生き残るとはどういうことか、みたいなビジネス(商売)の基本を日々の仕事を通して感じるようになります。
大手企業に勤務していた頃も頭の中では理解していたつもりでしたが、実体験をしている今のほうが頭・身体全体にすーっと入ってきているような感じです。
これまで何十年も仕事人をやってきたのではありますが、中高年から改めて“ビジネス(商売)の基本”を学ぶのも悪くないなと改めて感じる今日この頃です。

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yoron at 10:33│Comments(0)仕事人の叫び 

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