2017年08月14日

70代現役仕事人時代の到来。仕事の引き出しがたくさんあると役立つかも。

父と牛
(70代はまだまだ元気?)
かつては、60代はまだまだ元気な人が多いので健康、収入のために働いたほうがいいみたいなことも言われましたが、それが今や日本人の平均寿命が延びていく中で70代まで及んできているような気がします。
元気な70代といってもさすがに年相応に体力等の衰えはあるでしょうが、日本の社会保障の財源問題や国際競争での生産力の問題を考えれば、全人口における若者世代の減少傾向という点とあわせて、高齢者の労働人口は今後増えていくのではないかと予想しています。
今後の世の中の流れをどう読み、その中で自分はどんな生き方をしていくかを考えることでその後の人生展開が決まっていきます。
「定年まではしっかり働くが、その後は蓄財や年金で十分やっていけるので好きなことをやってのんびり過ごすつもりだ」という人は、その人の読みと考え方なのでそれでいいでしょう。

私は今50代ですが、独身、仕事での収入は一ヶ月の生活費をやっとまかなえる程度、将来年金と貯蓄だけでの生活は到底無理という状況です。
独身でお金もそれほどないので、さらに年取って体力が落ちた時に施設に入って生活するという方法も無理そうだし、また何らかの大病を患って大金を出費せざるをえない状況は大きなリスクです。
そういうことを思うにつけ、とにかく体が動き完全にボケていない間はできるだけ働き続けようと思うのです。
幸いなことに、私は若い頃にやりたいことを散々やってきたので、これからやりたいことのためにお金を使う計画はありません。
ただ、何らかの商売を自営でやるならお金は必要になるかもしれませんが。


私の周囲には70代の現役仕事人がたくさんいます。
80代の現役仕事人もいます。
私の父は90歳の今もなお現役仕事人です。
(こういうのを生涯現役と言うのかな)
都市部の会社の勤め人や地方の公務員などは定年で一旦仕事人の区切りがつきますが、私の田舎では、役所勤めの人は退職後に実家の所有する畑で農業を営み引き続き現役仕事人を続ける人がたくさんいます。
自営業を営んでいる人には定年がないので、商売がうまくいかなくて倒産したり、体力的に続けるのが難しくならないかぎりは続ける人が多いでしょう。
私が行きつけにしている近所の飲み屋の女将さんは、日中は他のアルバイトをしながら細々とお店稼業を続けています。
おそらく年齢は70代かと。

20代の頃だったでしょうか、当時大企業で広報の仕事をしていた時、社外セミナーで日立とソニーの広報部長の講演会があったので聴講したことがあります。
おそらく当時50代だったと思われる日立の広報部長がこんなことを言っていたような記憶があります。
「私が若い頃は、日立で部長職まで昇進できたら退職後に新築の家を持つことができると言われたものだ。でもそれはもう昔話で今はそんなことは無理。社会環境、企業を取り巻く環境が変わり、生き残りをかけた競争も激しくなった結果、社員の給料もなかなか上げられなくなった」と。
30年前でこんな状況になっていたわけで、今はさらに年金財政まで危なくなり仕事人を取り巻く環境はますます厳しくなっていると言えるでしょう。
こうなってくると、元気なうちは働き続けたいと考える人が増えるのも自然なことかもしれません。

個人が働き続けたいと思うのはよいとして、問題は、自営をするにしろ雇われ人になるにしろ、収入に結び付く仕事ができるか、雇ってくれるところがあるかということです。
現役仕事人なら誰でも容易に想像できるでしょうが、商売は甘くありません。
余程の優れた商品・サービス・技術でもないかぎり高齢者が活躍できる余地は少ないし、高齢者を積極的に採用してくれる企業もほとんどないのが現状です。
私が現在住んでいる東京都の区は高齢者雇用に積極的に取り組んでいる自治体で、街中で清掃、自転車整理や子供たちの登下校時の交通整理係などの仕事に励む高齢者の姿をたくさん見かけます。
以前その経験者にお話を聞いたことがありますが、収入は月3、4万円程度らしいですが、それでも仕事があるだけまし、またやりがいもあると言っていました。

こういうふうに自治体が高齢者の雇用推進をしてくれるところはまだいいほうで、そういうのがない環境下では自力で仕事を創りだすか、雇用先を見つけるしかありません。
大企業で再雇用制度があるところであればとりあえず何年かはそれを利用する手もあるでしょう。
私が今経験していることやこれまで経験してきたことを踏まえていうと、70代現役仕事人が当たり前の時代になったら、仕事の引き出しがたくさんあると役立つような気がします。
バリバリの現役仕事人時代に培った技術・ノウハウがそのまま生かせる仕事に就ければハッピーかもしれませんが、悲しいかな高齢者になるとそれができない現実も多々あります。

かつては半導体のエンジニアだった人、金融マンだった人が現在はまったく別の仕事をしているなんてケースもあります。
そういう人は過去と訣別して新しい仕事にチャレンジしているわけで大したもんだと思います。
高齢者でも例えば介護分野は求人がたくさんあり実際活躍している高齢者も多いので、自分自身の勉強も兼ねて(いずれは自分もお世話になる身)そういう仕事に飛び込んでみるもいいでしょう。
若い人や定年前の仕事人の人たちは、今のうちから将来を見据えて引き出しを増やす努力をしておくといいような気がします。

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yoron at 10:56│Comments(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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