2017年06月17日

言う立場から言われる立場になってメンタルが強くなる。それが一皮むけるということだ。

他人の批判はがんがんするのに、自分が批判される側になると急に言い訳が多くなり逃げ腰になる人、あなたの身近にいませんか?
中には舌鋒鋭く評論するのに実行力はまったくない人とかね。
何を隠そう、私自身の仕事人人生を振り返ってみれば実は私もそんなタイプの人間だったかもしれません。
若い頃はビジネス書を読みまくる人間だったので知識だけはみょうにあって、他人を批判したり、他人のやることにけちをつけるのは得意だったんです。
自分で言うのも何なんですが、しょうもない人間だったなと(笑)。
最近は、誰かが他人を批判している言葉を発している時は、その言葉がよほど的を射たものと思わない限りスルーしていることが多いですね。
「そこまで言うんだったら、あなたがやればいいじゃないか」、「他人を批判している時間があるんなら、もっと生産的なこと(自分の役に立つこと)に時間を使ったほうがいいんじゃないですか」と思ってしまうわけです。
何もできないのに、何も自分にメリットがないことを言っているというのは、たんに自分のストレス発散のためというのが本当のところなんだろうなと思うわけです。

仕事人経験をそれなりに積んでいる人なら実感としてわかると思いますが、言う立場から言われる立場になるとメンタル的に辛いというのがありますよね。
例えば、会社で他部署に大きな影響を与える仕事を当事者としてやった時、状況によっては他部署からクレームが殺到するなんてことがあります。
社内のシステムを大幅に変える仕事などを経験した人は身に覚えがあるのではないでしょうか。
システムが計画通りに動かなかったなんてことになったらもう大変です。
あるいは、会社の人事評価制度を大幅に変えた際は、人事担当者や責任者は社内のあちこちから文句を言われることが多いでしょう。
きっと、当事者は「会社のために(会社の指示で)やっているのに何でこんなにあれこれ批判されなきゃならないんだ」と不満を抱くことだってあるかもしれません。
また、それまでは肩書もなく(低く)責任者ではなかったので言いたいことを言うだけだったが、マネージャーだのプロジェクトリーダーだのといった重責を担う立場になったら、逆に、部下からメンバーから他部署からさらに上の立場の人から言われることのほうが多くなり、本音では「こいつら、こっちの苦労も知らないで言いたいことばかり言いやがって、チクショー!」なんて思うことも多かったりしてね。


言う立場から言われる立場になるとメンタル的に辛いと言いましたが、その経験はその人のメンタルを強くすると確信しています。
それはその人が一皮むけて仕事人として成長する上で大事なことです。
メンタルが強くなると腹が座るというかちょっとしたことには動じない人間になります。
多くの人を束ねる立場のリーダーが人をうまく束ねられるのは、一メンバーよりも難局を切り抜ける力を持っているのは、言われる立場を経験し、人によってはそういうことを散々経験しメンタルが鍛えられているからです。
話がやや大きくなりますが、政治の世界の話をすると、例えば、かつて自民党は旧民主党に政権の座を明け渡したことがあります。
当時は私も民主党を応援したことがあったのですが、それは、耳障りのいい公約を掲げていたし、長期自民党政権に飽きて新しい政治に期待したこともあったからです。
しかし、実際民主党政権になったらトップは腹が座っておらず、迷走するばかりでいつしか自滅していきました。
結局、他人を批判するのは得意だったのに、いざ当事者になって当事者の苦労を思い知ったということなのでしょう。
それどころか、前政権を上回る政治ができず、それを見透かされて多くの有権者から見放され、結果ますます弱体化してしまったのです。
言うだけで、自分では大したことができない、成果を出せない人はジリ貧の一途をたどるしかないのです。

私は、言うだけしかできない人は信用も信頼もしない主義です。
他人を信用、信頼するのは、その人の言動を観察していて「なるほど、この人は口で言うだけじゃないんだな」と確信できた時です。
他人の言葉を安易に信じてしまうと痛い目に遭うことがあります。
私自身、安易とは言えないまでも、それなりに言動を観察していたはずの知人を信用し信頼して大金を貸し、持ち逃げされてしまった苦い過去があります。
世の中には、言葉をうまく操れる人もいるし逆に口べたでうまくない人もいます。
言うだけの人は案外言葉の操り方がうまいのです。
自慢ではありませんが、時々「あなた、文章力がありますね。こういう(ブログの記事とか)のをすらすら書けちゃうなんてすごい」なんてことを言われることがあります。
ただ、私の仕事人歴の中では文書作成の比重が高く、それゆえ文章力は鍛えられていて、これぐらいの文章はわりと簡単に書けるんです。
ある面で私は過去の読書量で培った読解力もあわせて言葉を巧みに操れるタイプなのかもしれません。
だからこそ余計に思うのですが、言う立場から言われる立場になるのを経験したほうがいいし、そうすることで仕事人はメンタルが強くなり一皮むけることができるんだと。

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yoron at 08:12│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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