結局、わかる人にしかわからん、ということって多いよね他人の価値観ではなく自分の価値観で生きると人生を楽しめる

2017年06月03日

知らぬが仏ということもある。あなたが知らない本当のこと、本当に知りたいですか?

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(知らなければよかった、、、なんてことも)
知らぬが仏』ということわざがあります。
知れば腹が立ったり悩んだりするようなことでも、そのことを知らなければ平静な心でいられることもあるという意味です。
世の中にはそういうことがたくさんあります。
例えばあなたが会社員だったとして人事異動で新しい部署に異動になったとします。
在籍していた部署の責任者からは、「会社はお前の能力を見込んで異動先での活躍に期待している。我が部署にとってお前が抜けるのは痛いが頑張ってこい」とエールめいた言葉をかけられるかもしれません。
そして、異動先の部署の責任者からは、「お前の能力には大いに期待している。この部署の要として頑張ってほしい」と歓迎の言葉をかけられるかもしれません。
もし、あなた自身が異動を不服に思っていても、そういった言葉をかけられれば悪い気はしないのではないでしょうか。
「もしかしたら、かなり期待されての人事異動かもしれない。頑張らなくては!」とモチベーションが上がることも考えられます。

しかし、あなたの人事異動が決まる裏側で、在籍部署の責任者はあなたをやっかい者として早く追い出したいと思って工作活動を行い、一方で異動先の部署の責任者もやっかい者のあなたを引き受けたくなくて工作活動を行っていた、なんてことがあったらどうでしょう。
そして、その事実をあなたが知ってしまったら、、、あなたのモチベーションは急降下するのではないでしょうか。
さらには、在籍部署の責任者や異動先の部署の責任者に憎しみを抱き、会社に対しても不信感を持つかもしれません。
人事異動の趣旨は適材適所ではあるのですが、人が人を動かすのだから現実の世界ではこういうことが往々にしてあるのです。
部署の責任者にすれば、自部署の戦力強化になる人事異動は歓迎するが、戦力ダウンになる人事異動は避けたいのが本音であり、それゆえ人事異動の裏側ではいろんな駆け引きが繰り広げられたりするのです。


大企業、特に規模が大きければ大きいほど、地位の低い人が社長など肩書の高い人と直接話しをする機会は少ないのがふつうです。
多くの場合は、社長の思いは周囲の役員や部課長クラスに伝えられ、役員や部課長クラスを通じて現場に伝えられる、そういうのが一般的でしょうか。
巨大企業であれば部課長クラスでも社長とコミュニケーションをとる機会は少ないかもしれませんね。
間接的コミュニケーションというのはうまく伝わらないという弊害も生みがちです。
例えば、社長の言葉を悪く受け取ったあなたの上司である課長が、酒を飲みながらでもあなたに社長の悪口を言い、会社の悪口を言ったなら、本当のこと(社長の思いとか)を知らないあなたは社長や会社にネガティブな印象を持ってしまうかもしれません。
逆に、あなたが社長と直接コミュニケーションを取る機会があり、社長の本当の思いを知ると、課長のほうが間違っていることがわかり考え方が変わるかもしれません。
あなたが前向きな姿勢を好む人間であれば、本当のことを知るのはいい効果があるような気がします。

私はこれまで勤めた大手企業や中小企業で人事総務や経営企画関係の仕事に関わりましたが、こういう仕事をしていると仕事柄いろんな情報に接し、中には社内にはあまり知られたくない情報もありました。
秘密扱いの内部資料を目にする機会は頻繁にあります。
取締役会や株主総会などの仕事に関わるとその会社の最高意思決定機関にはかられる事項の資料を目にしたり、あるいは個々の取締役と直接やりとりする機会もあって、現場の人では到底知ることができない情報や思いを知ることができました。
こういう情報や思いの中には怖いのもあるんですよね。
私はここ数年、パートやアルバイトの立場で仕事をしていて、勤め先の正社員とは一定の距離を置いて付き合っています。
時々正社員の愚痴や悩みを聞くことがあるのですが、経験上状況が容易に想像できたりするものの、あえて知らないふりして、「へぇ、正社員だといろいろ大変なんですね〜」ととぼけています。
へたに深入りして正社員の世界(悩みや問題)に巻き込まれても困りますからね。
そういうのが嫌なので現在の働き方を選択しているわけだし。
ほんと、知らぬが仏とはよく言ったものです。

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