人にはそれぞれ合うもの(こと)、合わないもの(こと)がある。それは仕事選びの一つの判断基準になる。仕事であれ、趣味であれ、関わった分野でいろんな出会いがある。それが面白いし、視野を広げてくれる。

2017年04月29日

“良いお店”は人それぞれ。私のそれは、同じ時間を共有する“人”の雰囲気。欲求が満たせれば安いほどよし。

居酒屋藤(北区志茂)
(“良いお店”は人それぞれ)
現在、私には自宅から近い場所に行きつけにしているお店(飲み屋)が三軒あります。
私が行く時はお客さんで混み合っていることがほとんどないので、安心して落ち着いて飲めます。
それぞれのお店の常連さんは私にとってはいい人ばかりなので、変な気遣いもいらず居心地は最高です。
そういう点では、これらのお店は私には“良いお店”です。
これらのお店が他の人にとっても良いかどうかはわかりません。
そもそも、良いお店は人それぞれですからね。
ある人が「このお店は良いお店だ」と感じるのは、その人が求めているものがそのお店で満たされる時です。
私のそれは、簡単に言うと「同じ時間を共有する“人”の雰囲気」ですかね。
私が行きつけのお店に求めているのは、お酒や料理は二の次で、自分に合う店主の接客スタイルや常連さんのキャラです。

ある時期、新橋を中心に東京都内の飲み屋を飲み歩いてブログ記事なども書いていたので(『華麗なる新橋徘徊族』、周囲には私をグルメ人間だと思っている人もいるですが、当時から私が関心を持っていたのは、それぞれのお店にはどんな人がいるんだろう、その人たちによってそのお店はどんな雰囲気になっているんだろうということでした。
この当時は、いろんな人から良いお店を紹介して欲しいと頼まれると気軽に引き受け、場合によっては案内役を務めることもよくありました。
でも、現在は頼まれても適当な理由をつけて断ることが多いですね。
なぜならば、先程も言ったように良いお店の判断基準は人それぞれ違うし、それに今の私はたくさんのお店に行くことにまったく興味がなく行きつけのお店にしか行かなくなったからです。


最近は収入が乏しいのでお店で飲むのはそれほど多くありませんが、飲みに行った際に使う飲み代は1,000円〜2,000円ぐらいが多い感じです。
収入がよかったかつての会社員時代は一回の飲み代が5,000円〜6,000円ぐらいはふつうの感覚でしたが、今この出費だと使い過ぎた感覚になります。
私が最近しばしば行っているお店は、焼酎の一升瓶をキープしておつまみを一〜三品ほど注文して飲んでいる常連さんが多く、飲み代は1,000円前後という人が多いような印象を受けます。
常連客は私より上の世代が多いのですが、わりともの静かで泥酔せずお互いの会話を楽しんでいる人が多いのでいつ行ってもいい気持ちになれます。
考えてみると、過去の飲み歩きが肥やしになって今のお店を見つけることができ、今の飲み方を身につけることができたのかもしれません。

私が住んでいる地域は名酒場の多い場所としてよく知られているので、飲み仲間などからは羨ましがられることも多いのですが、私自身はそういうお店にほとんど興味がないんです。
実はそれらのお店には既に何回か行っているのですが、「百聞は一見に如かず」と思って行っただけでもう行く気になれません。
人気店は大人数のお客さんでうるさく、お店の人もせわしなく動き回っているので落ち着いて飲めないんですよね。
私が先程紹介した最近行く行きつけのお店は最寄駅からの距離がそこそこあり、かつ見つけにくい場所にあるので完全に隠れ家です。
お客さんは近所の人か知っている人しか来ません。
もっと言えば、料理やお酒がすごいわけではないのでこのお店の価値を認めている人しか来ないのです。
それが私にはピッタリ合っていたわけです。
繰り返しになりますが、“良いお店”は人それぞれ。私のそれは、同じ時間を共有する“人”の雰囲気。欲求が満たせれば安いほどよし、といったところでしょうか。

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