2017年04月23日

どういうタイプを高く評価するかは評価者次第、これはどこの組織も同じだ。

組織の中で人が人を評価するというのは難しいものですが、ただ、評価するのはあくまでも評価者なので被評価者がどう評価されるかはまさに評価者次第といっていいでしょう。
この評価者次第という点がミソで、周囲の多くの人が「あの人の行動力と実績が高く評価されるのは当然だろうな」と思っていても、その人に比べたら目立った行動力も実績もない人のほうが別の視点から高く評価されるということが組織というところではあるのです。
例えば、ある会社に、営業部門で個人の能力と行動力にものをいわせてその会社の売上・利益に多大な貢献をした人がいたとしましょう。
その人はその実績が評価されある地位までは順調にいけるかもしれません。
でも、この人は部下を持つ立場になった時に個人プレーを求める傾向があったとします。
一方で、単純に数値面だけを見れば売上・利益に実績的にはそれほど貢献していない人が、日頃から周囲との協調を大事にし、上司への報告・連絡・相談を欠かさず、そして、論理的にものを考え説明できるスキルを持ち、周囲からは慕われる傾向があったとします。

もし、あなたがこの二人を評価する立場の経営者だったらどちらを高く評価しますか?
もちろん、その時の経営環境によっても経営者の考えは影響を受けるでしょうが、それはそれとして。
私が実際に経験した例だと両方ありました。
ある会社は経営トップがバリバリの営業マンだった人で、売上・利益などの業績にこだわり実績を上げた過去を持つ人でした。
いろんなタイプの営業マンや他部門の人がいる中で、その人が高く評価しナンバー2の地位まで引き上げたのは、年齢的には若くても自分と同じように売上・利益で実績を残した人でした。
また、別の会社では経営トップが個人プレーよりもチームプレーを重視し論理的思考のできる人を好む人だったので、個人パワーで売上・利益の実績づくりを優先している人よりもチームプレーができ自分(経営トップ)と論理的なやりとりができる人を登用していました。


私はこれまで7回転職して8社に勤め、企業規模は大から小まで、業界・職種はいろいろ経験しましたが、人事評価は公正公平を旨とする制度がある会社でも、結局のところは、同じようなタイプの人を評価する場合でも評価は評価者によって変わるということが身をもってわかりました。
これはおそらくどんな組織においても同じような気がします。
大きな組織では、評価者による評価のバラつきを極力なくそうと評価者トレーニングを実施しているところも多いのですが、何せ違う考え方を持ち感情のある人が他人を評価するわけですから、自分の意思がそこに入り込むのはいたしかたありません。
絶対的権力を持つオーナー企業のオーナーが自分のやり方に異を唱える社員を煙たく感じ、そういう人を低く評価したとしても、評価された側はその評価に不満でも受け入れるしかないのが現実です。
それが気に食わなければその組織を去る道しかないのです。

雇用されて組織で働くにおいては、自分の評価は評価する側が決めるものであるということを頭の中に入れておいたほうがいいでしょう。
勤め人は自分の実力を過大に自己評価しがちの傾向があると言われていますが、自分の考え方や力に絶対的な自信を持ち、他人から下される自分への評価にまったく納得できず、その不満がその組織の中では解消できないのであれば、組織には属さず自分で起業するなり、フリーで仕事をするほうが賢明かもしれません。
自分が今いる組織での評価が気に食わないといって他の組織に移ってみても、組織である以上はまたいつか自分への評価が気に入らないという局面を経験するはずです。
私のように転職を重ねていくと、組織というものはそういうもので、組織で働くということはそういうことなんだなと悟るようになるのです。
あなたは今、評価者による自分への評価に納得できていますか?
それとも納得いかず不満を抱いていますか?

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yoron at 08:45│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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