2017年03月28日

あなたの知らない人事異動の舞台裏

私が現在働いている職場では、最近人事異動の発表があって社員の間で少し動揺があったようですが、組織で働く人にとって人事異動というのは心理面を含め少なからず影響を与えるもののようです。
私は現在異動の対象にならないパート勤務ですが、以前に他社で正社員だった頃は人事異動の度に一喜一憂したものです。
特に、自分がどこの部署に異動になるのかとかどういう人が自分の上司になるかは最大の関心事でした。
今回の私の勤務先の人事異動では、職場の責任者がまったく知らないところで人事が決まり、複数名部下が他部署へ異動になってしまうことになったため、責任者はけっこうショックを受けたように見受けました。
ただ、本部から来た人の説明では、人事異動者の人選が直前まで決まらなかったため、関係者への伝達がギリギリになってしまったのはいたしかたなかったようです。

私もかつて経験しましたが、異動の人選がギリギリ(例えば発表前日とか)まで決まらないことってあるんですよね。
私と親しかったある部署のマネージャーが突然異動を言い渡され、「なんで私が異動になるんだ、しかもあの部署へ」と愕然としていた様子が昨日のことのように思い出されます。
私自身、自分の想定外の人事異動を経験したことがありますが、当時、上司に「なぜ、今私があの部署へ異動になるんですか?。私が今やっている仕事はすぐには引き継げないと思いますが会社としては大丈夫なんでしょうか?」とごねたこともありました。
ごねても人事がひっくり返ることはほとんどないんですけどね。


当たり前かもしれませんが、誰かが人事の異動を決めるからそれが実行されるんですよね。
もちろん、組織全体のトップが方針を立てそれを実行していくのが組織というところであれば、最終的にはトップが人を動かしていると言えるかもしれません。
ただ、大きな組織ではトップ一人が全員の人事を決めることはできませんから、自分の身近な人に権限を与えてその人たちに人事を決めてもらうわけです。
取締役は管轄部門の部課長クラスの人事を、部門長は部門の係長・主任クラスの人事を、課長は一般社員の人事を、というふうに。
組織によっては、人事部門が組織横断的に人事異動の調整をすることもあるでしょうけども。
いずれにしろ、誰かが誰かの人事異動を決めており、あなたが突然異動を言い渡された時は誰かがその異動を決めているわけです。

以前の記事で、飲み屋の会合で人事が決まることもあるということを書いたことがありますが、職場で情報を察知されないようにするため、関係者がどこかのお店で密談するというのは往々にしてあります。
だから、例えば、ある日、それまではほとんど一緒に飲みに行ったことのない部長が下っ端のあなたを誘い、あなたにお酒を注ぎながら「Aさんは部署では評判はどうですか?」などと雑談っぽく話しを振ってきたら、実はその問いの本当の狙いはAさんの評判を聞き出し人事に反映させることだった、なんてこともあります。
かつて勤めた会社の私が所属していた部門のトップが、ある時各部署の若手を集めて一緒に飲んだことがありましたが、それにはその人と合わなかったある部署の課長を異動させるための情報収集の目的があったことが後でわかったことがあります。
組織というところは、いろんな人の権謀術数がうごめいており、その結果が表面化するのが人事異動なのです。
会計年度が3月の会社や組織では、この時期人事異動が発表になり、きっと異動対象になった人たちはいろんな思いが頭の中を駆け巡っているのではないでしょうか。

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yoron at 18:10│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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