2017年03月21日

付加価値が低いように見えて、案外大事な“調整役”という仕事

これまでの会社勤め人生を振り返った時、面倒くさくてやりたくない仕事は何かと問われると、私は“調整役”の仕事と答えるでしょう。
あなたも経験ありませんか?
例えば、上司から、「XXの件、A部長と調整しておいて」と依頼されたとか、「今度、XXの件で会議を開くから、関係者のスケジュールを調整して日程を決めておいて」と指示されたとか。
調整するよう依頼する側は簡単に言えても、自分が調整する役目を担うとけっこう大変です。
調整する案件の内容が難しいものであれば簡単に調整はつかないでしょうし、会議日程だって関係者の人数が多ければ全員出席が難しい場合もあり、その時どういうメンバーがそろえば開催するのかを上司の判断を仰ぐ必要があれば面倒くさいと思うでしょう。

そもそも、何で調整役を他人に依頼するのかと言えば、はっきり言って面倒くさくて付加価値が低い仕事だと思っているからです。
特にやらなければならない仕事がたくさんある時は、調整にあまり時間を使いたくないと思うのです。
かつて勤めた会社で役員会の事務局の仕事をしたことがありますが、その仕事の中に、役員が出席する会議の開催日程を調整し決めるというのがありました。
それをするにあたっては事前に各役員等のスケジュールをヒアリングしておき、上司とも相談しながら日程を絞りこんでいくのですが、決定直前で重要人物が都合が悪くなるというような事態も発生するので、そうすると再び日程を検討し直すということになり、調整役は面倒なことを繰り返さざるをえなくなるのです。
これもかつて勤めた会社でのことですが、当時の私の上司と仲の悪い他部門の責任者との間で、私が調整役に使われたことがあります。
上司は相手と口も利きたくもないものだから、何か相手の部門と調整が必要な案件が発生すると、私を伝書鳩のように使って調整するよう依頼するわけですが、私より力の強い相手では簡単に調整できないことも多く、結果、自分の上司と相手の間を行ったり来たりするという面倒なステップを踏まなければなりませんでした。

自分が調整役の仕事をしていた当事者だった時は、「こんな仕事、面倒くさいだけで何の付加価値もないな。私に依頼しないで自分でやればいいじゃないか」と不満を抱いていましたが、今にして思うと、他人と関わりを持つ仕事において調整が必要になった時にその役目を担う人の仕事って案外大事のような気がしています。
なぜならば、調整が必要な局面においては誰かが調整役になって調整しないかぎり物事が前へ進んでいかないからです。
大きな問題を解決したい時、大きな課題に取り組む時など、調整役の仕事はその成否を左右するぐらい大事なのではないかと。
きっと、うまく回っている組織には、個々の構成員なり部署の間の調整をうまく行っている調整役の存在があるんだと思います。
あなたの職場にも、「あの人は調整がうまいな」と思う人がいるのではないでしょうか。

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yoron at 18:22│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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