わかっていてやらなければならないことは、先送りすると後で付けが回ってくるだけだ生きたいように生きる上で、タイミングは大事だと思う

2017年03月18日

上司のネガティブな発言は部下のモチベーションを下げやすい

『ふくべ』(日本橋)お通し&千福
(部下の前では・・・)
理想論だけで言えば、一人でも部下を持つ立場の上司になったなら、部下の前ではネガティブな発言は極力避けたほうがいいでしょう。
なぜならば、自分自身の経験も踏まえて言えば、上司のネガティブな発言は部下のモチベーションを下げやすいからです。
先日も、上司、部下、関係者を交えた職場の飲み会の際に、「この会社、早く辞めたいんだよなぁ」と上司が一言言ったら、それを聞いた部下たちから、「私も辞めようかなぁ」とか「私はいつ辞めようかなぁ」といった言葉が口をついて出ていました。
こういう場面は、私の仕事人人生において何度もありましたし、おそらく、多くの職場でこんなやりとりがあるのではないでしょうか。

上司と仕事帰りに飲みに行った際、上司が会社批判や他人の悪口を言うと、部下はそれに合わせて同調したふりをすることってよくありますよね。
上司が、「うちは経営者がバカだから会社が良くならないんだよ」と言うと、「まったくですね、うちの経営者はバカですよね」と部下が返すとか。
ただ、やる気のある部下の場合は、表面上は上司に合わせながら心の中では、「あんたのほうこそバカだよ」と上司を軽蔑していることもあるものですけどね。
まぁ、私の経験で言えば、一般的には、上司のネガティブな発言は部下に伝播しやすい気がします。


これが組織だと実は大きな問題になりかねないのです。
かつて勤めたそこそこ大きな会社で、役員の中に社長と相性の悪い人がいて、社長の目の届かないところではよく社長批判をしている人がいました。
例えば、その人と取り巻きの部長やら課長やら管理職者が一緒に飲んだりすると、その役員の周りにはその人を持ち上げる人しかいないので、気を許したのか饒舌になって社長批判を延々にやるのです。
そうすると、周りの部長や課長らが「そうだそうだ」と同調するのです。
で、部長や課長らは自分の部署でも部下の前で同じことをやるので、組織の中でその役員の考え方や姿勢が浸透していくわけです。
それがいい方向での影響ならいいのですが、悪い方向、つまり社長が目指している経営と違う方向へいってしまたらその組織はダメになってしまいます。

と言いながら、利害関係のない人と飲み屋で飲んでいる時には、私も会社批判したり、他人の悪口を言ったりする時があります。
自分では何ら影響を及ぼせない国や政府や話題の人の批判やら論評をしたところで何も得ることはないとわかってはいるのですが、行きつけの飲み屋などで直接利害関係を有しない見ず知らずの他のお客さんなどと世間話をする時などはこういう話題はお互いに取り上げやすいんですよね。
「庶民の生活は苦しいんだから国は税金を安くすべきだ」という話題とかね。

冒頭でも言いましたが、上司は部下の前ではネガティブな発言は極力慎むほうが無難です。
でも、上司も人の子だから、理屈ではわかっていても自分の感情を抑えきれずネガティブ発言をしまくってストレスを発散したい時もあるでしょう。
そういう時は、それが許される(部下のモチベーションを下げない)環境を見つけて、そこで自分の心情を吐露するという手もあります。
行きつけのお店のマスターや女将さんが聞き手になり、職場で上司という立場柄疲れたあなたの心を癒してくれるかもしれませんよ。

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