2017年03月01日

たかが言葉、されど言葉。世の中には、言葉遣いで得をする人と損をする人がいる。

50代ともなるとこれまでたくさんのいろんなタイプの人と会ってきているわけですが、その人生経験を通してつくづく思うのは、世の中には、言葉遣いで得をする人と損をする人がいるよなぁということですね。
相手に同じことを伝えるのでも、Aさんが伝えると相手に良い印象を与えるのに、Bさんが伝えると逆に悪い印象を与えてしまうということはあるものです。
例えば、相手がこちらの言葉を理解してくれないように見えた時、「もし、わからないようでしたらどんな些細なことでもいいので聞いて下さいね」と言えば相手は気が楽になって何がわからないのか言ってくれるかもしれませんが、「わからなかったらそう言えよ!」と語気を強めて言えば相手は委縮して本当はわからないことがあるのに何も言えなくなるかもしれません。

仕事人人生が長くなると、人によっては部下を持つマネジメント職に就く人もいますが、上司に期待されるのは部下を育て成果を出すことです。
組織目標があればチームを率いてその目標を達成することです。
私もマネジメント職を何度か経験したことがありますが、自分以外の人を育てるというのはなかなか難しいものです。
甘すぎてもいけないし、厳しすぎてもダメだし、個々人の性格や能力を見ながらその人に合った育て方をする、それもうまく成果を出せるように導いていかなければならない、こういうハードルの高い課題に取り組まなければならないので、マネージャー職の果たす役割は本当に重要で大きいのです。


そこまで考えないマネージャーは、どの部下に対しても同じやり方をして、そのやり方にうまく適応してくれた部下を優秀な部下、適応できなかった部下を能力の低い部下と判断したりします。
数字こそすべてと思い込んでいる営業部門の上司は、数字をあげられない部下に対しては頭ごなしに怒鳴り付けたり、論理的思考の有無が優劣を決めると思い込んでいる上司は、論理的な報告・説明などができない部下を無能呼ばわりするとか。
そんなマネージャーでも管轄部門全体の成果がそこそこ出ている時は、マネージャー自身の本当の能力はあまり問題になりません。
例えば、部下を徹底的に怒鳴り付け数字目標達成を迫る営業部門のマネージャーは、結果として目標を達成できていれば責任を問われないでしょうし、それどころかよくやっていると高く評価されるかもしれません。

しかし、不思議なもので、長い目で観察していると、しっかり考え対応している上司のもとでのほうが部下が育ち、チーム全体の成果もよりいいもの、高いものになっているような気がします。
荒々しい言葉遣いで部下を追い詰めて何とか数値目標を達成していたマネージャーのいる営業部門は、次第に耐えられなくなった部下が去っていき、どんどん戦力ダウンしていき、ある時点からは右肩下がり傾向になってしまうという感じになったりとか。
もっとも、言葉遣いは荒々しくても人情味があって部下思いの上司の場合は部下が育つことはあります。
私自身も経験がありますが、仕事中はめちゃめちゃ厳しいのに、飲みに誘われて付いていくと、飲みの場で、「実はお前にものすごく期待しているんだ。だからあえて厳しいことを言っているが、それはお前に早く成長してほしいからだ」と一言言われると、もう胸にぐっとくるものがあって「この人に付いていこう!」と思えたものです。

言葉遣い一つとっても、受け手側の受け止め方次第では相手に対する印象が大きく変わってきます。
優しい人、いい人、丁寧な人、淡白な人、激しい人、怖い人、嫌な人、面白い人、退屈な人、あまり関わりたくない人、、、、10人の受け手がいれば10通りの受け止め方があるでしょう。
たかが言葉、されど言葉”、なんです。
何気なく言った一言が相手を深く傷つけてしまうこともあるし、逆に相手を感動させてしまうことだってあります。
仕事の現場では、仕事だからやるのは当然でしょうみたいな感覚は多くの人が持っていると思いますが、相手がやるのが当然の仕事ではあっても、お願いする時に「すみませんが、やっていただけますか?」と一声掛け、やってくれたら「ありがとうございます。おかげで助かりました」と一言お礼を言えば、相手はとてもいい気分になって、次回からのあなたにはとてもいい対応をしてくれるかもしれないのです。
良好な人間関係を望むのであれば、やはり、言葉遣いについては日頃から意識しておくといいかもしれませんね。

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yoron at 17:32│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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