2017年02月04日

人物評価は、成果もさることながら現場の本当の姿を知らないと難しい

ある大手企業でパート従業員として働いていた頃、60代後半の同僚たちがいましたが、彼らの何人かは仕事を失くすことを恐れていて(その年で雇ってくれる会社はほとんどないため)、職場ではマネージャーや正社員から嫌われないよう振る舞っていました。
マネージャーや正社員が何か指示命令を出すと二つ返事で快く取り組むのでしたが、それはよいとして、一方で、マネージャーや正社員が見ていないところでは適当に手抜きをしていました。
要するに、自分と利害関係があって自分より強い立場の人の前では一生懸命頑張っている人を演じるのに、特に影響がなさそうな場面ではサボるわけです。
まぁ、仕事人の評価は成果で見ればいいのかもしれませんが、個々人で大きな差が出にくいような仕事の場合は、仕事に取り組む態度などが大きな評価項目にならざるをえません。
そうなると、こういう現場を見たことのない評価者は、「あの人はよくやっている」と思い込んで高評価をしてしまいがちです。

評価者の前では頑張っているフリをする作戦、勤め人はよくやるので、もしかしたらあなたも経験があるのではありませんか?
もちろん私もあります。
遅くまで残業したり、残業時間が人一倍多いのを頑張っている人と評価してしまう評価者もいますが、これは成果を重視しない、または費用対効果を考えない評価者が陥りがちな点です。
身近でダメな人たちをたくさん見てきましたが(私もその一人だけど)、日中の所定就業時間中は付加価値の低い雑仕事ばかりに多くの時間を割き、残業時間にやっと少し付加価値の高い仕事をやるみたいなことってあるんですよね。
あと、残業時間はダラダラ仕事して長い時間オフィスに居残り残業代稼ぎをするとか。
本来であれば、所定の時間中にできるだけ短時間で効率的に集中して仕事をし高い成果をあげる、これが理想的な仕事のし方のはずです。

現場でいろんな人たちの仕事のし方を観察していると、理想的な仕事のし方とはかけ離れた仕事のし方をしている光景をたくさん見るでしょう。
実はこの経験こそ大事なのです。
こういう経験をたくさん積んでいればいるほど、人を評価する際にいろんな角度から見ることができます。
かつて、仕事帰りに毎晩のようにお酒を飲んでいた時代がありましたが、その頃は、眠かったり、体調悪かったりして翌朝の仕事が辛く、そういう場合は、PCの前で仕事しているフリをしたり、あるいは外出する用事をつくって外で余計に時間を潰すなんてこともやったりしたものです。
勤め人は勤め先へ行っていれば仕事をしていると勘違いしまうことがありますが、厳密に言えば、私のようなこんなことをしている時間があるならばその時間は仕事をしてないことになるのです。
新入社員時代にお世話になった会社で、「現場・現物・現実」の三現主義の重要性を教え込まれましたが、ほんと、人物評価は、成果もさることながら現場の本当の姿を知らないと難しいんですよね。

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yoron at 09:56│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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