2017年01月31日

苦しい時は見栄を張らず、身の丈に合った生き方をしたほうがいいと思う

武士は食わねど高楊枝』(意味:武士は貧しくて食事ができなくても、あたかも食べたかのように楊枝を使って見せる。 武士の清貧や体面を重んじる気風をいう。 また、やせがまんすることにもいう)という言葉がありますが、時代劇なんかを見ていると、食えない武士が破れた傘の修理を請け負う内職などで何とか収入を得ようと頑張っている場面が出てきたりします。
また、武士の命ともいえる刀を質屋に持っていってお金を借りる場面も出てきます。
こうしてみると、結局のところ、武士だって命あってのものだからまずは食べていくことがもっとも優先順位が高いということになります。
そのためには、武士稼業で食えなかったら何でもやる、それぐらいの気概が必要だということです。

大学生の頃、当時所属していたサークルにこんな先輩がいました。
ある時、一人の先輩が私を含めた後輩数名を飲みに連れていきました。
飲み終わって勘定する時に、先輩は後輩たちの手前かっこいいところを見せようとおごるつもりでいたらしいのだが、それだけのお金を手元に持ち合わせておらず、しかたなく「後で返すから」と言って後輩の一人にお金を借りそれで支払っていました。
私はその恩恵を受けたほうですが、この光景を見た時は、お金がないなら割勘にすればいいのにと思ったものです。
安い居酒屋で飲んだので割勘にしたら大した金額でもなかったからです。
でも、きっとこの先輩はプライド的に後輩には気前よくおごる姿を見せることが大事だったのでしょう。


大学卒業してから今日までいろんな会社で働いてきましたが、それぞれの会社で仕えた上司からおごってもらった経験はたくさんあります。
また、自分が後輩社員におごったことも何回もあります。
一方で、自分が飲みに誘ったのに「今日の飲み代は割勘だぞ」と言う上司もいたし、中には「お前のほうが多く飲んだからお前のほうが多く支払え」という上司もいました。
こういう上司には、自分から誘っておいてそれはないだろう、それにあんたは私より多い給料をもらっているじゃないか、と内心ではムッとすることもありました。
しかし、冷静に考えてみると、上司のほうが給料は多いといっても、独身の私に比べ、家族がいて子供がいる上司のほうが家計のやりくりは圧倒的に苦しいかもしれないし、それに誘っても嫌なら断ることもできたわけで、そう考えてみると、本当はこの上司を責めてはいけず、むしろ、部下の前で見栄を張らず自分のやり方を通したという点でお見事というべきかもしれません。

もちろん、部下の中に、けちくさい上司だ、こんな人とは一緒に仕事をしたくないというネガティブな感情が生まれたら、上司と部下の人間関係において多少はデメリットだったかもしれませんが、でも、自分の家計が苦しい時にさらに苦しい状況に陥らせる余計な出費をしないほうが賢明な判断でしょう。
私は現在金銭面ではかなり貧乏な生活をしています。
仕事はしているものの収入が少な過ぎるので貯蓄を少しずつ切り崩しながらの生活です。
こういう状況だから、私の最大の関心事は日常の出費をいかに抑えるかにあります。
かつては仕事帰りに飲み歩き、飲みの誘いがあれば二つ返事で受け、ボランティアで飲み歩きツアーをやっていたりしましたが、今はほとんど飲まない日常です。
飲みに誘われた時は、その飲みの価値判断をしメリットがないと判断した時はきっぱり断っています。
要するに、今は完全に身の丈に合った生き方をしているのです。
人がどんな生き方をしようがそれはその人の勝手ではありますが、私は、苦しい時は見栄を張らず、身の丈に合った生き方をしたほうがいいと思うのであります。

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yoron at 09:14│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック 仕事人の叫び 

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