結局、仕事人の力の差は、“諦めない”意思の強さの違いだと思う本気で何かをやろうとする時は、裏事情をよく研究した上で覚悟を持つべし

2017年01月18日

あなたを否定する他人は、実はあなたの考え方の整理に役立っている

自分の言動を他人から否定されると、ふつうの心情としてはムッとしますよね。
腹立たしく思いますよね。

自分の思いが強ければ強いほど、自分を否定する相手に対し強い反発心が生まれるはずです。
自分がやりたくてやっている(やろうとしている)ことに対し、「お前には絶対できないからやめておけ」だの、「お前は完全に間違っているよ」だの、「お前は必ず失敗するよ」だのと言われたら、言葉には出さずとも頭にくるのではないでしょうか。
もし自分が他人からそう言われたら頭にくるはずなのに、世の中は不思議なもので自分自身で他人に対しそういうもの言いをする人がいるんですよね。
以前勤めた飲食店の上司(親方)がまさにそんな人でした。
50歳を目前に一代決心で料理人の道を志した私に、何かにつけ「お前にはまったく向いていない仕事だ。お前の夢は絶対叶いっこないからさっさと辞めてしまえ」などとあからさまに言われたものです。

私は、どんな人でも(能力が高い人であろうが低い人であろうが)自分のやりたいこと(思い)があってその実現に向かって進んでいる人がいたら応援したいと思う人間なので、この上司の言葉は到底受け入れられませんでした。
仮に本音では私を奮起させたくて言った言葉だとしても、やっぱり大人同士の付き合いの中では言い方ってあるよなと思いました。
当時はたんにボロクソに言われているようにしか感じられませんでした。
長い間仕事人経験を積んでいたからこそ耐えることができましたが、10代の学生時代に学校の担任の先生から似たような言い方をされていたら、きっと私はグレて不良少年になっていたかもしれません(笑)。
立場的に強い人の言動というのはそれを受け止める弱い立場の人にそれだけ強い影響を与えるもんなんですよね。


ただ、人は、長い間の仕事人経験を通して成長し強くなっている部分もあるので、世の中の諸々の理不尽なことから何かを学び取る知恵を持っていたりします。
その知恵の一つに、他人の自分に対する否定的な言動を自分の考え方の整理にうまく役立てるというのがあります。
以前勤めた会社を辞める時、当時の上司から「お前の力は社外では通用しないぞ」と嫌味を言われたことがありますが、指摘された事柄を自分なりに振り返りながら当たっている点は改善に努めたらそれはいい効果をもたらしてくれました。
私の知っている何人かの飲食店店主は、お店をつくった際に同業界の先輩などから「お前にお店の経営なんてできないよ(どうせすぐ潰れるさ)」と言われながら、自分の思いを貫いて頑張った結果お店の経営を軌道に乗せることができています。
他人の否定的な言動で自分の中の闘志に火がつき、それがいい意味でさらなる努力の原動力になったのかもしれません。

私は自分の思いをこのブログで綴っていますが、共感してくださる方も多い一方で時々私の考え方を否定する方もいます。
まぁ、世の中にはいろんな人がいますので、ある意味賛否両論あるのは健全とも言えるわけで、私自身には刺激になります。
そして、私の考え方を否定する考え方に出会うと、自分の考え方を改めて整理するのに役立ちます。
「私の言いたいことをまったく理解していない(しようともしていない)」と感じられる意見もたまにあるのですが、その場合でも「読むに値しない」と一蹴せずに、自分の表現力不足でこういう反応をされることもあるんだなと記事を読み返してみたりしています。
そう考えてみると、他人から否定されても、それを自分の考え方の整理に役立てることができれば人間としてさらに成長できるのかなと思うわけです。

この記事に共感いただけましたら、以下アイコンのクリックお願いします。
人気ブログ

<br><br clear=
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
結局、仕事人の力の差は、“諦めない”意思の強さの違いだと思う本気で何かをやろうとする時は、裏事情をよく研究した上で覚悟を持つべし